うたかたのエッセイ集

著者 :
  • キノブックス
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本棚登録 : 52
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909689108

作品紹介・あらすじ

エッセイの名手が贈る33編――。

「誰かの中で生きている。つくづく、しみじみ、美しい」

文章力に定評があり、過去に小説・エッセイ集を出版、2017年から有料メールマガジン「marble」で編集長もしている
著者によるエッセイ集第2弾。
「水道橋博士のメルマ旬報」(2013~2017)、「marble」(2017~2018)に執筆した100本以上のエッセイから厳選した
33本を収録。

出演作の話から、芸歴、夢、家族や祖父・祖母との思い出、エンターテインメントのこと、仕事観、身の回りで起こった出来事などを、
ときに感動的に、ときにユーモアを交えてつづっています。

感想・レビュー・書評

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  • これまた3年近く積んでいた本。

    酒井若菜さんのお名前だけは存じていたものの、
    お顔や出演作品まではわからない、過去にも作品を出版されていた事も知らず、我ながらどこでどうやってこの本と出会ったのかが全く思い出せないが、間違いなく3年前に三省堂書店で購入していることは確固たる事実。謎。


    さておき。
    大まかには、2018年前後の文章からが私には面白く感じられた。

    家じゅうの家電が同時多発的に故障し始め、最終的に風呂イスまでもが壊れて尻を負傷して終わる話とか、「足の裏は女の恥部」とか。
    この頃に連載媒体が変わっていることも、文が自然で伸び伸びとした印象に変化した大きな要因なのだろうと思う。

    正直、冒頭の「見せパン」的な話で終始してたらついて行けるか不安だったが、年ごとに酒井氏のスペースに入れてもらえるようになったというか、場所を空けてもらえるようになった感じ。



    1刷
    2021.9.9

  • 若菜さんの2冊目のエッセイ集。あとがきが素晴らしくてちょっと泣いた。こんなに心に沁みる文章を書ける女優さんて希少。年に一冊は出してほしいなー。表紙も素敵。

  • 酒井若菜さんのエッセイ集『うたかたのエッセイ集(2018)』を読了。

  • 酒井さんの優しい文章が好きです。
    こちらも良かったです、少しずつ少しずつ読みましたが気持ちがふっくら柔らかくなりました。
    酒井さん自身のお話も素敵。周りの方々についてのお話も愛情が溢れてました。
    「天国には砂糖がない」はびっくりしたけど…あまりにあっけらかんとしていて。
    宇野亞喜良さんの装画もピリッと綺麗で良いです。

  • 燃え殻「すべて忘れてしまうから」つながり

  • 思わず泣きそうになったり、吹き出しそうになったり、素敵なエッセイ集でした。みっともなかろうが、何だろうが、「今」を大切に、「今」の自分を正直に綴ろうとしている心に、なんだか涙が出ました

  • すんなりと入ってくる文章。
    思わず笑ってしまったり、「ほー」と感心したりと、たくさんのバラエティーにとんだエピソード。
    特に電話での「酒井であります」と「寝ておったのか!」は思わず笑える。

    酒井若菜さんの著書は初めて読んだが、他の作品も読んでみたいと思った。

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著者プロフィール

酒井若菜(さかい・わかな)
女優、作家。
96年デビュー。ドラマ『木更津キャッツアイ』や『シングルマザーズ』、映画『恋の門』『遺体 明日への十日間』など
数多くの作品に出演し、最近の出演作にはNHK『透明なゆりかご』などがある。
08年には初の著書となる小説『こぼれる』、12年にはエッセイ集『心がおぼつかない夜に』を発売。
16年には対談+エッセイ集『酒井若菜と8人の男たち』を刊行した。

「2018年 『うたかたのエッセイ集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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