暗黒10カラット 十歳たちの不連続短篇集

著者 :
  • 行舟文化
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909735096

作品紹介・あらすじ

巧緻に組みあげられた経糸と緯糸のなかで、
子供たちは日常と非日常を行き来する。
―― 作家 竹本健治

 正宗が通う小学校で開催される、十歳を記念して家族へ感謝を伝える「二分の一成人式」。破綻した片親家庭に育つ正宗には偽善としか思えなかった。だが、正宗は知っていた。殺人事件が起きて式典が中止になることを――(「半分オトナ」)
 子が親を、親が子を愛するのは「当たり前」ですか? 家族を巡るしたたかな十歳たちの犯罪の物語。「親ガチャ」なんて言葉の流行る時代へ気鋭が贈る、キッズ・ノワール短篇集。
 十歳って、大人が思うよりも大人だ。

感想・レビュー・書評

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  • 前回は、図書館で借りて読みました。

    今回は、この本の編集担当、菊池篤さんの講座を聞けるというので…

    天狼院書店「小説家養成ゼミ入門」に通っています。その後の時間に開催される。編集の菊池篤さんと、作家の千澤のり子さんの対談形式…参加するしかない!
    2時間ほど時間があったので、この本を買って、再読しようと試みましたが、全部は読み切れなった。

    そして、読めなった最後の「半分オトナ」が菊池さんが一番面白いと思った作品と。
    うわ~そこまで深く読んで、著者の意図しない作品の魅力を引き出すのが、編集の方の仕事なのですね~と、とても面白いお話を聞けました。ありがとうございます。

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著者プロフィール

東京都生まれ。専修大学卒業。羽住典子名義で評論家としても活動している。2007年に二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』(宗形キメラ名義)を発表後、2009年に『マーダーゲーム』で単著デビュー。その他の著書に『シンフォニック・ロスト』『鵬藤高校天文部 君が見つけた星座』、共著に『人狼作家』『サイバーミステリ宣言!』『21世紀本格ミステリ映像大全』『平成ストライク』など。近著に『少女ティック 下弦の月は謎を照らす』。

「2022年 『暗黒10カラット 十歳たちの不連続短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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