『ミス・サイゴン』の世界: 戦禍のベトナムをくぐり抜けて

著者 :
  • 小鳥遊書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909812308

作品紹介・あらすじ

名作ミュージカル『ミス・サイゴン』、徹底解説!

『ミス・サイゴン』を作ったのは誰?
実際のベトナム戦争では何が起きていた?
キャスティングと人種の関係とは?
「エレン」は主人公キムの敵なのか?

……など、関連映画作品なども豊富に紹介しながら、詳細な分析で解き明かす。

往年のファンも、作品を観る前に予習したい方も、
本書を読まなければ、『ミス・サイゴン』は語れない!

感想・レビュー・書評

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  • 『ミス・サイゴン』の描かれた時代的背景(ベトネム戦時下、サイゴン陥落後)や上演に際してのキャストの人種問題などを知ることができました。作品のメイキングのゴタゴタも興味深かったです。『蝶々夫人』との比較も。日本初演から観てきましたが、上演を重ねるごとに現時点(上演時点)での社会や文化的な問題も考慮されているのですね。読後、初演時のライブCDを聴いたら、本田美奈子.さんのことを思い出し涙してしまいました。

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著者プロフィール

早稲田大学教授(専門分野:現代アメリカ文化・文学)
主要業績:『ポストモダンとアメリカ文化—文化の翻訳に向けて』(単著、彩流社、2011年)、「『ミス・サイゴン』の世界—戦禍のベトナムをくぐり抜けて』(単著、小鳥遊書房、2020年)、「「リトルサイゴン」—ベトナム系アメリカ文化の現在」(単著、彩流社、2020年)

「2022年 『ランとハーラン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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