新訳 紫式部日記

著者 :
  • 花鳥社
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  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909832528

作品紹介・あらすじ

NHKラジオ講座「王朝日記の世界」を2020年度から担当する著者による、新訳シリーズ第4弾!(2021年度後期は『紫式部日記』を読んでいます)

『源氏物語』の作者は、どのような現実を生きていたのか。

確かな研究に導かれた大胆にして繊細な訳で、紫式部の心の奥を照らし出す。
藤原道長・中宮彰子に仕えた華やかな宮廷生活の裏に潜むものとは……『紫式部日記』の世界へようこそ。

「私は、文学的な意味での「新訳」に挑戦したかった。すなわち、「批評としての古典訳」の可能性を開拓したかったのである。これまでの日本文化を踏まえ、新しい日本文化を切り開く、そういう「新訳」が必要だと思い続けてきた。
 『紫式部日記』の本文は「群書類従本」とした。江戸時代後期から昭和四十年くらいまでの人々は、これを読んできた。「『紫式部日記』の近代」は、この群書類従本である。」(本書より一部抜粋)


【好評既刊】
王朝日記の魅力(定価2,640円、2021年9月刊)
新訳蜻蛉日記上巻(定価1,980円、2021年5月刊)
新訳更級日記(定価1,980円、2020年3月刊)
新訳和泉式部日記(定価1,870円、2020年10月刊)

著者プロフィール

1955年長崎県生

東京大学文学部卒業、東京大学大学院修了。博士(文学)

電気通信大学名誉教授

2020年4月から、NHKラジオ第2 古典講読「王朝日記の世界」を担当。2023年4月から再び「古典講読・日記文学をよむ」を担当。

主要著書
『新訳十六夜日記』『新訳うたたね』『新訳紫式部日記』『王朝日記の魅力』『新訳 蜻蛉日記上巻』『新訳 和泉式部日記』『新訳 更級日記』『和歌の黄昏 短歌の夜明け』(いずれも、花鳥社)、
『塚本邦雄』『竹山広』(コレクション日本歌人選。共に、笠間書院)
、『源氏物語の影響史』『柳沢吉保と江戸の夢』『心訳・鳥の空音』(いずれも、笠間書院)
、『北村季吟』『三島由紀夫』(共に、ミネルヴァ書房)
、『源氏物語に学ぶ十三の知恵』(NHK出版)、
『大和魂の精神史』『光源氏の人間関係』(共に、ウェッジ)
、『文豪の古典力』『中島敦「山月記伝説」の真実』(共に、文春新書)
、『源氏物語ものがたり』(新潮新書)、
『御伽草子の精神史』『源氏物語の話型学』『日本文学の眺望』(いずれも、ぺりかん社)、
歌集『夢の遺伝子』(短歌研究社)

「2023年 『新訳 建礼門院右京大夫集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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