特別な存在になりなさい: ジャクリーン・ケネディという生き方 再生版
- ブルーモーメント (2022年4月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784910426037
作品紹介・あらすじ
―不変なものなど何もない。だから頼れるのは自分自身だけ。これがつらい思いをして私が学んだことよ。時代のアイコンとして世界を魅了した史上もっとも有名なファースト・レディ、ジャクリーン・ケネディ。夫の暗殺、大富豪との再婚、マリリン・モンローやマリア・カラスとの女の戦い、マイケル・ジャクソンの自伝の出版など、「編集者」としての活動…。生涯を通してマスコミに追われ続け、聖母にされ、悪女にされ、誹謗中傷を浴びたが、つねに周囲の声ではなく自分自身を信じた。過酷な境遇を「強か」に生き抜いたジャクリーンの人生を、共感をもって描き出す、自尊心という名の小さな炎が心にともる一冊。
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周囲の人からの言葉によって自分自身が溶けてしまいそうなとき。
逆境に立ち向かうと決意したとき。
どうしてもそれは譲れないと思えることに対処したいとき。
人の目ばかり気にする自分がほとほと嫌になったとき。
愛する人をなんとしても守りたいとき。
いつまでもナイーヴなままでは生き抜けない、と思ったとき。
自分自身を見失うことなく生きなければ、と危機感をいだいたとき。
新しいことを始めたいのに、周囲の反応が気になって動けないとき。
自尊心はあるか、と自問したとき。
自分の存在意義がどこにもないように思ったとき。
そんなふうに思うシーズンには、ジャクリーンがなんと効くことだろう。
波乱に満ちたジャクリーンの生涯、彼女の人生のターニングポイントと、そのときに彼女がとった行動、決意を想うと、からだの中心にエネルギーの小さな炎が生まれてくる、そんなイメージだ。 その小さな炎は、勇気、自尊心、強(したた)か、といった名をもつ。
ジャクリーンの人生をともに歩き終えて、この本をそっと閉じたとき、読者の方々のなかに、そんな名をもつ小さな炎がともっていたなら、私はとても嬉しい。
(序章より)
感想・レビュー・書評
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心に消えないドレスを
言葉は人生に手すりをつけることと、教えてくれたのは益田ミリさん。
そしてジャクリーンが(山口路子さんが)、「本を読むことは、心にドレスをまとうこと」と。
大好きな言葉になったよ。わたしはドレスをまとっているんだから、あなたの態度で揺らがない。したたかに、聡明に、進んでいける。
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常に自分にフォーカスする。
自分はどう思うのか。
自分はどうしたいのか。
自分はどうあるべきか。
自分にできることはなにか。
自分の行動で変えられるところはないか。
人や周りを変えることは難しい。
自分の考え方や問題への対応を変えることなら今この瞬間からできる!
美しい人、強い人はいつも自分がどうするかを考えていると思う☺︎
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女性にとって、自分にピッタリのロールモデルを見つけるというのは、難しいことだとずっと思っています。特に、今一緒に生きている素晴らしい女性はたくさんいますが、背景が似て非なることから、余計にロールモデル認定しづらい。憧れではあります。
そんな中、歴史上の強い魅力をピカピカ光らせる女性の話は、ワクワクさせてくれます。
大統領夫人であり、ケネディ暗殺後は編集者として仕事に邁進。子供もいるという強くて可愛い女性、ジャクリーンケネディは、この本を読むまで、あまり知りませんでした。
ジャクリーン・ケネディのような強い、女性らしい生き方にとても憧れました。私のひとつのロールモデルになってくれました。 -
ファーストレディとして世界中の人々の憧れとなり、海運王と再婚して世界中から誹謗中傷され、出版社の編集者として活躍した。
幾度もあった逆境を乗り越えた彼女の「強かさ」
そんな彼女だからこそ「特別な存在」になれたのだと思う。
最初と最後に書かれていた言葉が素敵。 -
ジョン・F・ケネディが選んだのは、美人でもなく、胸も平らな女性だったー。
女遊びが激しいケネディの隣で、自尊心を保ちながら子育てし、選挙を手伝うのはどんな気持ちだろうか。公衆の前では決して取り乱さず涙を流さない。夫亡き後は、ケネディ家から離れ、子どもたちを守るため、ギリシャの海運王と結婚。使えるものは何でも使う。
ジャクリーンのしたたかさに焦点を当てた本となっているが、そんなに綺麗にまとめられていい人生ではないと思う。
華やかではあるが、結構泥臭い生き方だと思う。どんなに高潔な人だったんだろうか。モテる秘訣を聞きたいと思った。 -
序章と終章の私は、に違和感を覚えていまいち入り込めなかった。著者のあなたはだぁれ?
ジャクリーンの人生は知らなかったので参考にはなりましたが、概要的でサラッとしてるので、もっと深い話がよみたかったかなぁ。