人を覚醒に導く史上最強の心理アプローチ NLPコーチング
- GENIUS PUBLISHING (2020年12月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784910456003
感想・レビュー・書評
-
神経言語プログラミング(NLP)方式によるコーチング手法を解説している本。成長や物事の取得には共通の段階があり、その段階に相応しい対応を行うことを基本とする。6つのレベルとは、環境、行動、能力、信念と価値観、アイデンティティ、存在意義。相手が新しい環境で学びたいときはガイディング、行動面の向上にはコーチング、新しい能力を身につけるにはティーチング、信念と価値観を強化するにはメンタリング、アイデンティティレベルでの成長を目指すにはスポンサリング、存在意義の覚醒のためにはアウェイクニングが必要、という感じ。それぞれの指導メソッドが例示、詳しく解説してある。初心者にはやや難解だったが、段階で接し方を変えるのは参考になる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
◆ニューロ・ロジカル・レベル
①環境 いつ、どこで
②行動 何を
③能力 どのように
④信念と価値観. なぜ
⑤アイデンティティ 私は何者か
⑥スピリチュアル 誰のために、何のために
→人間の学習と変化のレベルには階層がある。上位のレベルは下位のレベルを超越しながらも、下位のレベルでの過程と関係性を包含する
→各レベルで効果的に変化を作り出したいなら、異なる種類のサポートが必要
ex. 環境→ガイディング、能力→コーチング
◆コーチングとは
→非常に強い解決志向 (思考と行動のための新たなストラテジーの開発促進)
→問題解決や、過去の葛藤の解消=カウンセリング
◆ダブルループ学習
→コーチング=何をすべきなのか
→モデリング=どのようにすべきなのか
◆広義のコーチング
・狭義のコーチング=行動に関する改善、達成
・ティーチング=思考スキルなどの能力開発
・メンタリング=相手の信念や価値観をポジティブに形成する手助け
・スポンサリング=アイデンティティを、認識し、承認する
・アウェイクニング=他者を覚醒させる。ビジョンとミッションにつながらせる
ex. 野球コーチ
・狭義のコーチング=具体的な投げ方、振り方
・ティーチング=試合のルール、判断力
・メンタリング=勝つ意志、スランプの乗り越え方
・スポンサリング=どんな時でも承認
・アウェイクニング=TeamSpirit
◆外的環境
→天気は環境変数だが、服装は決定変数
→目標にして達成には両方を考慮に入れるのが必要
◆他者を助ける際に必要な信念
・人には成功に必要な能力がもう備わっている
・人は安全な環境にいれば、目標達成に必要なリソースを発見して応用できる
・適切なガイドやツールがあれば、人は自らのリソースで進むべき道を見つけ出す
◆人の思考が作り出した問題を、同じ思考で解決することはできない
(アインシュタイン)
◆ゴールとは?
→本質的に望む状態=「あなたは何が欲しいですか?」
→欲しいものがなければ、コーチングなんて意味がない
◆優秀なコーチはタクシーの運転手
→辛抱強く、「どちらまで行きますか?」と聞き続ける
→多くの人は、欲しいものより欲しくないものをよく知っている
◆目標設定のための質問
①変えたい問題は?
②その正反対の状態は?
③それを体現できている人は?
④その人のどんな部分を体現したい?
⑤それを体得したとしたら、何をしている?
◆適格なゴール
・肯定系で表現
・知覚的に検証可能
・自身の行動で始められ、維持できる(環境変数でない)
◆基本のフィードバック
①具体的な事実を挙げ、
②素晴らしい、好き、など感想を述べる
◆コーチング
コーチの最も重要な仕事は聞くこと。相手の思考プロセスに聞き耳を立てる。クライアントが自分の思考プロセスを自分で見ることができるように、鏡を掲げるようなもの。
◆メンター
信念と価値観を明確にし、強化する手助け
「最も大切なものは?」「モチベーションは?」
◆信念の枠を外す
ex.4分1マイルの壁
◆アウェイクナー
型通りの考え方から相手が解放されるように導く
◆テクニック
・座り方(対面、並ぶ)
・素晴らしい、本当にそうですね、など心のこもった言葉をかける
・過去の成功体験を語ってもらい、傾向や糸口を見つけ出す
・アズイフフレーム(〜かのように振る舞ってもらう)
・適切なネーミング/リフレーミング(だまされやすい→やさしい) -
序章
第1章 ケアテイキングとガイディング
第2章 コーチング
第3章 ティーチング
第4章 メンタリング
第5章 スポンサーシップ
第6章 アウェイクニング
終章