SNS炎上なんてしないと思っている人が読むべき本

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  • Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910680040

作品紹介・あらすじ

炎上は、個人においては社会的地位の喪失、企業においてはブランドイメージの失墜や幹部の解任など、未来に重大な影響を及ぼすことが少なくありません。SNSの使い方というとセキュリティ設定についての解説が多いですが、自動車の安全運転と同様に、利用する人の心得や判断力の矯正の方がはるかに重要です。本書ではSNSを使う上での「思い込み」を正し、炎上を防止するコツをおさえることで、発信者も読者も気持ちの良いSNSとの付き合い方を身につけることができます。

感想・レビュー・書評

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  • 時々こういう本で学んでおく必要があると思っています。
    自分はSNSに投稿して炎上するということは無いと思いますが
    誰かの投稿によって炎上する可能性はあるのです。
    いつも品行方正じゃなくちゃいけないってことかしらね、はぁ。

    それと、こういう話題になると必ず登場するのが
    木村花さんですが、Z世代はそれより上の人たちと
    ネットとの関わり方が明らかにちがいますね。

    生まれてだいぶたってからネットが入ってきた人たちは
    「ネットでこんなこと書かれました」と軽く話しますが
    Z世代にとっては凄い深刻な問題になってしまう。

    だから若い人たちも時に立ち止まって、この手の本でお勉強してみたらいいんじゃないかと思いました。

    この本でも「炎上しないために」「ボヤのうちに」ぐらいなら良いけど、実際に炎上してからの法的対応になってくると、面倒臭くて読む気なくなります。

    しかし池袋の事故や詩織さん等への誹謗中傷は許せないと思っている私、実際に被害者になったら改めてこの本を熟読して戦うかも!

  • 〇一つ一つはその通りなのだけど、実際には意識から抜けていることも。実際、炎上してしまった人って、炎上するつもり無かった人ばかりだろうし…
    ツールに振り回されないよう、時々見直しをしていきたい
    〇中高生から大人まで
    〇対策はチェックしておきたい

    ◎はじめに
     炎上なんてしない…は思い込み。誰にでも可能性がある。未然に防止するための基礎知識とノウハウ、炎上した場合の対応について学ぼう

    1:まずは“炎上”を正しく理解しよう
    ・炎上ってそもそもなんなの?
     ネット上の発言に対して、批判や中傷が殺到している状態
    ・炎上はSNS の普及とともに急増
    ・炎上が発生するメカニズム
     匿名の安心感による感情の暴徒化
     感情の可視化…一方的な正義感、集団心理と連帯感
    ・自分の身に炎上が起こるとどうなる?
    ・こんなにある!恐ろしい炎上の実例
    ※「炎上対策保険」

    2:まずは意識改革が急務!SNS はパブリックな空間であると認識すべし
    ・炎上の原因はツールではなく、使う人の意識と言動
     公共の場所で言えないことはネット空間でも言わない
    ・匿名アカウントでも全く安心できない
     特定の危険はある
     酔っ払い投稿はしない
     あおり投稿はしない
    ・昔の言動も掘り起こされる
     過去の投稿は削除が吉なのかも
    ・削除しても助からない“スクショ”の恐怖
     よく考えての投稿、スクショは一瞬、フォロワー数が多いほど危険
     デジタルタトゥー
    ・SNS 外の行動も大きな炎上要因
     常に見られているのかも
    ※計算ずくの炎上商法はあり?
     リスクがかなり高い

    3:不用意な言動が炎上の素
    ・人種や宗教に関する発言に注意
     食習慣に関する投稿・文化、宗教、ベジタリアン
    ・政治色の強い発言は慎重に
     レッテルを貼られたり、異なる主張を持つ人に不快感も
    ・容姿に対する差別的な発言
     ルッキズム
      美人やイケメンにも気をつける
    ・ジェンダーや社会的弱者に関する発言
     無知・無関心はだめ
    ・公序良俗に反する言動
    ・他人のプライバシーの暴露
     さらし行為
     訴訟になることや、炎上が自分に及ぶことも
    ※ネットいじめから子どもを救う取り組み
     相談窓口

    4:炎上予防のために運用ルールを策定しよう
    ・炎上を防ぐためのSNS 運用ルール例
     公共の場、差別的言動はNO、政治的な発言は慎重に、公序良俗に反するのはNO、プライバシー投稿はNO、内容チェック、炎上に加担しない!…など
     公式アカウントの運良く葉細心の注意で
      複数(チーム)での運営、シェアとイイネには注意、社外秘の情報を含んでいないか、投稿は社内の端末から、著作権に留意する
    ・必要に応じて公開範囲は限定する
    ・スマホ画面で運用ルールを常時確認
     ルールの確認は毎日のルーティンに 
     投稿時の指さし確認
    ※SNS 依存にならないために心掛けたいこと
     利用時間を決める・強迫観念にならないように

    5:炎上防止に役立つおすすめ設定ガイド
    ・ツイッターの炎上リスクを減らす設定テクニック
     非公開設定、不要なフォロワーの削除依頼、リプライの制限
    ・インスタグラムの炎上を減らす設定テクニック
     アカウント非公開、コメント制限
     ストーリーズの表示やコメントの制限
     不要なフォロワーの削除
     「抑制」
    ・ラインの炎上リスクを減らす設定テクニック
     アプリにパスコードを設定する
     公開範囲は必要最小限
     オープンチャット…強制退会
    ・フェイスブックの炎上リスクを減らす設定テクニック
     プロフィールや投稿の公開範囲を友だち限定にしたり、非公開にする
     不要なコメントの削除
     アカウントが検索できないようにする
    ・ユーチューブの炎上リスクを減らす設定テクニック
     公開範囲の設定、コメント機能のオンオフ
     特定のユーザーのコメントを非表示にする
    ※誤爆などのうっかり操作ミスにご用心
     複数アカウントの切り替えミス

    6:芋づる式の恐怖!個人情報をたどられない方法は?
    ・SNS では些細なことでも身バレする
    ・今後は生体情報にも注意するべき時代に?
     指紋情報を写メから採取される
    ・同じアカウント名を使い回すのはダメ
    ・自宅や生活圏が推測される投稿はしない
    ・写真の投稿で位置情報は漏れないの?
     一般的なSNS では、自動的に位置情報は削除される
     が、位置情報機能はオフにすることがおすすめ
    ・何気ないハッシュタグも実は危険?
     生活圏に関わるようなものは使わない
    ・アカウントの乗っ取りにもご用心
     2段階認証を利用する
    ※友人のうっかり投稿にも要注意
     お互いに写真の投稿の許可の確認を念押ししておく

    7:炎上してしまったらどうする?法律のプロが対処法を伝授
    ・炎上してしまったときの初期対応
     個人…(自分が悪い)
        アカウント削除
        (自分は悪くない)
        対抗する発信や法的対応
        無視
        アカウント削除
     公式…(自分が悪い)
        謝罪 
        (自分は悪くない)
        対抗する発信や法的対応
        無視
    ・事後処理としての法的な対応の考え方
     SNS 上に残る誹謗中傷の削除請求
     匿名の攻撃者の身元を明らかにするするための情報開示手続き(発信者情報開示)
     攻撃者に対する民事上の損害賠償請求
     名誉毀損罪、侮辱罪等による刑事告訴
     …いずれも弁護士と相談しながら
      新たな炎上につながる場合もあるので
    ・どのような中傷に対して法的な対応が可能か
     単なる不快感ではなく違法性があること
     ネガティブな嘘
     プライバシーの損害
     ひどい侮辱・人格否定・卑猥な言動
     脅迫・業務妨害
     なりすまし
     顔写真などの無断転載
     リアルな迷惑行為
    ・具体的な対抗措置を実行する場合の流れや手続き
     1・法的措置の前提として行ったほうがよいこと
      準備としての証拠の確保
       発信された内容
       発信された内容が掲載されていたURL
       プリントアウトして保存、PFD での保存
       スクショ、キャプチャ
      削除請求
       削除請求の必要性
       方法
        運営会社の削除依頼フォームを利用する
        テレコムサービス協会が策定した書式をうんあてに郵送する…身分証明書のコピー、印鑑証明書
       削除を拒否されたら
        記事削除の裁判…弁護士へ
      発信者情報開示
       弁護士に相談
       手続き
        通信の仕組みとアクセスログ
       手順
        IPアドレス→プロバイダ→インターネット利用契約期間
        アクセスログの保存期間に注意…三カ月から一年程度
      損害賠償請求
       示談か裁判か 
      刑事告訴
       警察はあまり告訴は受けたがらない…時効が問題
       が、警察への相談は有効

    ☆お役立ちサイト紹介

    ◎おわりに
     炎上リスクは常にあるが、対策を施して、萎縮せず安全に活用できるように

  • 最近の客テロを受けて、どういうことに注意したら良いのかに興味をもって一読。自分自身はSNSはほぼ見る専門だし企業アカウントもないけど、それでも気をつけることって何かなと。
    今のところはそんなに役立ちそうかとこはほとんどなかったけど、企業アカウント持つようになることがあったら再読しようかな。

  • 有名人やインフルエンサーじゃなくてもちょっとしたきっかけで起こる炎上。SNSを使っている人は自分は関係ないと思わずにある程度炎上についての知識を持っていた方が良いと思います。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50286420

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50286420

  • ミニコメント
    LINE、Twitter、Facebook、YouTube、Instagram。ネットの炎上を未然に防ぐには日頃からの備えが大切を教える本。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/653670

  • 学校などに一冊あると良い本。
    個人情報がどうもれていくか。実例をいくつも挙げ、印象を強くしたところで、対策を端的に述べていく。
    子どもの質問を受けた時、一緒に紐解いていくのに便利。

  • 第1章 まずは“炎上”を正しく理解しよう
    発生するメカニズム
    怒るとどうなる
    炎上対策保険
    第2章 まずは意識改革が急務!SNSはパブリックな空間であると認識すべし
    使う人の意識と言動
    昔の言動も掘り起こされる
    スクショの恐怖
    第3章 不用意な言動が炎上の素
    人種や宗教
    政治色の強い発言
    容姿
    ジェンダーや社会的弱者
    公序良俗
    他人のプライバシー暴露
    第4章 炎上予防のために運用ルールを策定しよう
    第5章 炎上防止に役立つおすすめ設定ガイド
    第6章 芋づる式の恐怖!個人情報をたどられない方法は?
    生体情報
    自宅や生活圏の推測
    位置情報
    アカウント乗っ取り
    第7章 炎上してしまったらどうする?法律のプロが対処法を伝授

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著者プロフィール

ITライター、エディター。出版社勤務を経て、2000年よりITライターとして独立。
これまでパソコン、スマホ関連の雑誌、書籍を中心に200冊以上の執筆・編集に関わる。2019年の「令和元年東日本台風」に直面し、防災ツールとしてのスマホの役割に感銘を受ける。現在は“スマホ防災”のイロハを広めるべく、日々活動中。

「2021年 『スマホで防災』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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