- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784910790008
作品紹介・あらすじ
哲学者が右往左往しながら思索する、前代未聞の人生相談。
人生相談は人間とは何か?という真理につながる扉。その場しのぎの〈処方箋〉から全力で遠ざかり、正解のない世界へ誘う哲学エッセイ。
哲学カフェ、学校授業でとりあげられた話題連載書籍化を書籍化!
悩んだとき、「哲学」したいときに出会いたい本&映画のガイドつき。
感想・レビュー・書評
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新聞の人生相談回答者として様々な質問に答えてきた筆者が改めて回答を考え直した本。哲学の深みと真摯な姿勢が見えます。平易な言葉で編集されていますが時に壮大な議題にも及び、読み応えがあります。巻末のブックガイドも良かった。悩みを問いたい、考えたい人におすすめ。
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愛とは?
自信とは?
仕事とは?
が、普通の角度じゃなく哲学的に解説されてるから、なるほどってなる -
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10〜20代の若者や「生きる意味とは何か?」「人生を良く生きるとはどういうことか」に悩んでいるひとにオススメしたい。
朝日新聞の「悩みのレッスン(のちに生きるレッスン)」に寄せられた人生相談に回答をしていた著者。その質問と回答を、著者がふたたび読み返し、その人生相談に潜んでいる哲学的な問いを深め、以前の回答を補強したり新しい回答をつけ加えたりして一冊にまとめた本。
わたしは学生の頃、新聞の人生相談(上記のレッスンではなかったと思うが)を読み、その回答になんだかスッキリしないものを感じていた。回答者の思考回路が辿れなかった。本書では、回答に至るまでのプロセスがちゃんとわかってよかった。 -
日々の現実の悩みに寄り添う身近な哲学。こういう哲学書が読みたかった。
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タイトルを見て「哲学するってそもそもなんだろうな?」と疑問に思い気になって読んでみた。
実際に寄せられた人生相談に回答した答えをさらに哲学していく流れ。これがとっても分かりやすかった。哲学って何だ?って人でもこの本なら共感して読めると思う。
自分なりの答えを探しながら読んだ方が良いし、近々再読する。今回1番引っかかったのは「ボランティア」に関するお話だった。
途中にあるコラムも全部面白いし、周りと哲学的対話したい気持ちが沸々と浮かんでくる。かなり考え込んで疲れたけど、満足度高い1冊でした◎