- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784915619304
感想・レビュー・書評
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〝私たちの星・地球は生きている 宇宙のただなかで...遠くからはとても平和に見える。 けれど小さな煙が噴き上げ、人々は殺し合い、鴨を空から撃ち落とし、山を荒らしている...豊かさを分かち合おうと 私たちは生まれてきたのに。 生きとし生けるものはみな、私たちの兄弟姉妹、大地の奥深く眠る 宝石よりもかけがえがない...だから私たちも 小さな砂の一粒になろう、すべての命を 苦しみと恐れから守るのだ!〟・・・著者ゴフスタインの深い眼差しで地球を見つめた秀作絵本。心震わせる翻訳は谷川俊太郎さん。
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私の日常は、
<雑事>という濃い霧でいつも覆われており、
とても視界が悪い。
その霧を晴らしてくれるのは、
この様な絵本を開いた時だ。 -
ゴフスタインさん、いろんな絵本を出されてますが…。
今日はあえてこちらを!
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小さな小さな砂粒が集まって、押しよせる水から 陸地を守っている
だから私たちも
小さな砂の一粒になろう
………
ここがとにかく心の底に響いた1文!
谷川俊太郎さんの訳がゴフスタインと共鳴し合う瞬間とでもいって良いのではないでしょうか!
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自分のことだけで精一杯の毎日だけど、地球のこと、人間のこと、沢山の生きもの達のことにほんのちょっとだけ目を向けて〜と語りかけられているようです。
………
世界がぜんたい幸福にならないうちは
個人の幸福はあり得ない
………
宮沢賢治さんも言っています。
この青い地球は生きている、遠くからはとても平和に見えるけれど、そこでは人々が殺しあったり自然を壊したりしている。
生きとし生けるものは皆かけがえのないもののはず…。
だから 小さな砂の一粒になろう、すべての命を守るため、 苦しみから守るために!
ゴフスタインはそんなこと訴えているのでしょう!
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ゴフスタインの素朴な絵と、宇宙や生命が感じられるような奥深い谷川俊太郎さんの言葉の数々。
現代に生きる私たちが忘れかけている大切なことを絵本を通して教えてくれています。
折に触れて読み返したい大切な1冊!
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「生きとし生けるものそのすべては大地の奥深く眠る宝石よりかけがえがない」とも言っています。
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深い眼差しで地球を見つめた透き通るような絵本です。
より良く生きるために何ができるか……考えたいですね!
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原題が「NATURAL HISTORY」です。
#ほんとうの私たち で復刊されていますね。
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#生きとし生けるもの
#MBゴフスタイン 作
#谷川俊太郎 訳
#ジーシープレス
#絵本K
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豊かさをわかちあおうと
私たちは生まれてきたのに
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絵と言葉がすき
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地球上の生きとし生けるものはみな兄弟姉妹。
小麦は人間のため、牛の親子のため、オオカミの親子のために生えている。
みんなが平等に幸せになるべきなのに、戦争や貧困が起こる。
地球上の生きとし生けるものは宝石よりもかけがえのない存在。
絵がかわいらしいからごまかされるが、ちょっと説教臭い。 -
「こう生きる」、生き方の軸となった本。
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ゴフスタインっ