うつの正しい治療間違った治療―専門医が教える予防と対策

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  • 社会批評社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784916117830

作品紹介・あらすじ

大不況下、首切り・倒産の増加でうつと自殺が増大。この対策を三十数年精神医療を経験する専門医が提言。うつを治す方法とは? 増大する「うつ」と自殺の根本的原因を探りながら、うつを治す方法、再発しない治療法を示す。家族・友人などが「うつ」になったとき読む本。

感想・レビュー・書評

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  • 著者のうつ病に対するスタンスには一部共感できる。うつ病を単なる脳の異常として、薬剤や最新電気治療で機械的にさばくのではなく、心理療法や患者と向き合う姿勢を重視している。ただ、一部乱暴な表現もあり、専門医としてお怒りの模様。「うつ病患者は仕事熱心で、うまくいかせたいが故に身動きが取れなくなり発病する。うつ病患者へのアドバイスとして、頑張りすぎるな、趣味を持て、と単に言うだけというのは、無責任であり、周囲からの援助と、積極的な休息、薬剤療法、心理療法で対応すべき」という主張には強く同意。自分は良い先生に当たって良かった。

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著者プロフィール

定塚メンタルクリニック院長。
 1946年、富山県高岡市生まれ。
 県立高岡高校、国立金沢大学医学部卒、名古屋市立大学精神医学教室にて精神病理学を学び、浜松三方原病院精神科医長、国立豊橋病院神経科医長・心療内科医員・県立保育大学講師、日本電電公社名古屋中央健康管理所神経科部長、心療センター矢作川病院副院長を経て、今日に至る。
 公的資格:精神保健福祉法指定医、心身医学指導医、精神医学指導医。
専門: 精神神経免疫病理学(PNIP:Psychoneuroimmunopathology including Psycho-oncology=精神と癌免疫の関係)、小児精神医学、性科学。
 著書に『サラリーマンのためのメンタルヘルス入門』(NTT出版)、『こどものための心と身体の健康』『大人の心と身体の健康』(丸善)、『日本の医者は癌と闘えるのか』『やぶ医者の見分け方』(郁朋社)、『医者は聖人である』『私たちも人間として見てほしい』『愛のマニュアル』(日本文学館)、『人格障害』『性科学』『医者になる前に読む本』(三一書房)、『いじめのなくなる本』(本の泉社)、『医は仁術か算術か』『うつの正しい治療 間違った治療』『凍てつく閉鎖病棟』『心理療法の常識』『反抗期は二度訪れる』(以上、社会批評社)、『子どもたちに未来を委ねるために』(診療医学新書)、『精神神経免疫病理学と現存在分析』(総合医学社)、『こどもの心と身体を守る本』(近代文藝社)

「2015年 『声と音の聴診法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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