欧米の人と一緒に仕事を進める人にはおすすめできる。考え方の違いがわかる。英語表現のサンプルも参考になる。
日本法人、海外支社で働くことがあったら読み直す。
p120
著者が日本人を前に日本語資料でセミナーをした時のフィードバック。
「「あの」という言葉が多いので、直したほうがいい。あそこの文法がちがう」
など、粗探ししかフィードバックしかない。
というように欧米人は感じてしまう。
ただ、話さないだけで、セミナーの内容はよく、もっとこのセミナーをよくするには、という意図での発言だった。
「プレゼンはよかった。いくつか改善した方がいい日本語の表現があったので、そこを指摘したい」
というだけでも、欧米人は受け入れてくれる。
日本人はもっと協力的な意図で発言している、ということをもっと表現しなければならない。
一方で、
p207
日本人は褒められることになれていない。
政治の世界では「褒め殺し」のように皮肉に聞こえるという文化がある。素直に褒めている、ということが日本人にはなかなか伝わらない。
もっと改善点はないのか、など「謙遜」の精神が強い。
p145
日本企業は5年、10年と長期的な視点での利益を考えがち。欧米は1年以内などの短期的な利益をどう作っていくかを議論する傾向がある。