とりあえず今日を生き、明日もまた今日を生きよう―Carpe diem

著者 :
  • 青萠堂
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本棚登録 : 57
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784921192877

作品紹介・あらすじ

こころ医者の老年学。うつにならずに生きる究極の知恵は、カルペ・ディエム!(この日を摘み取れ:ラテン語)-人生はくねくね道。

感想・レビュー・書評

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  • なだ/いなだ
    1929年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー

  • 高校の倫理の先生が卒業する時にくれた本。
    線たくさん引かれてて、大切にしなきゃいけないと思ったら、著者の温めてる感性とか思いは汲み取って私もこの考えを大切にしたい

  • なださんが亡くなっていたことを、図書館で別の本を手に取った時に知った。
    亡くなる前日まで、ブログの更新を続けていたらしい。
    大学生の頃、古本屋をめぐってたくさん読んだ。
    何十年も前から、なださんは日本が管理社会になってると嘆いていた。
    またひとり、まっとうなことを平易な言葉でかける人がいなくなってしまった。

  • なだいなださん、気になるひとです。
    今日を生きる、人生はそれの積み重ねでしかない。少し元気が出るメッセージでした。意志と意地についての話は興味深かった。
    ただ、意外と社会評論っぽい部分があったりして、少し戸惑った。
    しかしなだいなださん、今年に亡くなられたんですね。知りませんでした。これから著作を少しずつでも追っていきたいと思う。

  • なだいなださんの最後の著書。前書きにはこれから亡くなるまで33冊を出すと書かれていたので、もっとこの人の文章が読みたかったと思う。色々な所に書かれた文章を集めたものだが、表題通り、「とりあえず今日を行き、明日もまた今日を生きよう」という考えが随所に現れている。著者は難しい事をわかりやすくユーモアを交えて書き、そのわかりやすさの中に深い意味をのせられる作家であった。

  • 無理せず

  • 先日亡くなった、なだいなださんのエッセイ。人生訓として読むと面白い。しかし、精神科医としての文章としては残念ながら物足りない。老人としての老年学の意見は一理ある。しかし、彼の根本思想である、「理性ではなく、常識」主義であるとか、「とりあえず主義」というものの根拠が乏しい。そもそも、精神障害者、うつ病者の多数は自らの「常識」にとらわれているのである。脱理性、脱常識から何を構築するのか、という視点が不可欠だと思う。そういう意味では、人格者の精神論の範疇を出ていない、という印象だったのが残念。

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著者プロフィール

なだいなだ:1929-2013年。東京生まれ。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー。著書に『TN君の伝記』『くるいきちがい考』『心の底をのぞいたら』『こころの底に見えたもの』『ふり返る勇気』などがある。

「2023年 『娘の学校』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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