アイヌのイタクタクサ: 言葉の清め草

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  • 冬青社
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784924725942

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  • アイヌ民族の自然観や言葉の特徴、神々との関わりを、アイヌ語を母語とした萱野さんが語るように綴っています。心温まる感じがします。

  • 特に第1章「アイヌの生き方」が白眉。
    自然とともに生き、生かされているということの大切さを、あらためて実感させられます。
    この本が出版されたのは10年前。著者は、原子力について、「天に向かって唾を吐いているようなもの」で、「その唾がいつの日か私ども人類の顔に戻ってくる」と予言していました。はたしてそのとおりになってしまいました。

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著者プロフィール

1926─2006年。北海道生まれ。アイヌ文化研究者。学術博士。長年アイヌの民具や伝承を精力的に収集・記録し、1972年には二風谷アイヌ文化資料館を開設、館長を務める。1994年、アイヌ出身者としてはじめて国会議員となり、北海道旧土人保護法撤廃・アイヌ文化振興法制定などに尽力。主な著書に、『ウエペケレ集大成』(アルドオ、菊池寛賞)、『萱野茂のアイヌ神話集成』(ビクターエンタテインメント、毎日出版文化賞)、『萱野茂のアイヌ語辞典』(三省堂)がある。

「2017年 『アイヌ歳時記 二風谷のくらしと心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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