大前研一通信特別保存版PartIII パスファインダー <道なき道を切り拓く先駆者たれ!!>

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制作 : ビジネス・ブレークスルー出版事務局 
  • ビジネス・ブレークスルー出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784930774491

感想・レビュー・書評

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  • 参考図書

  • あつい

  • 私は、大前氏の「偏差値のない我々の時代は、皆、自分の未来は無限だと思っていた。」という言葉がとても印象に残りました。なぜなら、周りにそう思っていない人が本当に多いからです。
    大前研一氏の名言集。とても勇気を与えてくれる本です。DVDもあってお得だと思います。

  • 努力をすることを後押ししてくれる一冊
    新しい世界に飛び込める人は少ない。
    21世紀は新しい世界に飛び込まないと勝てない。

    以下レバレッジメモ

    そこで21世紀の若者たちに言いたい。これからの時代、かつて安全として疑わなかったエスカレーター式の人生なんてないということです。もう銀行も安全な時代ではない。あえて、失業してみろと言いたい。一度、全てをなくしてしまえばゼロからのスタートですからね。
    世界を見渡せば、成長のチャンスはいくらでもある。ウクライナでもベトナムでも、あるいはカザフスタンでもナイジェリアでも、どこでもいいのですが、そういう国へいってまともな勝負をしてみれば、日本人は絶対に強い。旧共産圏へ行くと楽だぞ。資本主義の中で生きてきた経験を持つ人が少ないから。
    日本人は気概も覇気もない民族に成り下がってしまった。未だに世界から愛される製品を作り続けていられるのは、戦後第一世代の遺産が大きいからだ。情けない話だが、このままでは間違いなく日本人はアンビションを持った中国人や韓国人にグローバル企業に置いては使われる立場になる。
    若い人達が再び上昇志向に燃える世代に変わっていくことはないでしょうね。偏差値で染まった行動パターンや思考パターンは、そう簡単に変わりません。でも、これは後天的に獲得したものにすぎないから、中には変わる人も少しは出てくるでしょう。だから「変わらなきゃ」と思った人から変わればいい。金融危機とか不況とか行っているけど、実はこういう時こそチャンスなんです。もっと世界に目を向けてみろって。いま私が若かったらウクライナに行くよ。「そんな蓄えはありません」とか言うけど、失業保険の他に200万円もあれば無効で10年は暮らせます。そこでゆっくり現地の言葉でも覚えながら、日本で培った経営に対する感を持って仕事をすればこれは強い。200万円の蓄えは日本だと心細いけど海外へ行けば使いがいがあるんですよ。
    もし変わることができたら、その人にとってはすごく楽ですよ。だって、同世代の人間が何もやってないんだから、そもそも競争がない。だから、これはラッキーと思って自分だけが変わればいい。「この国をどうしますか?」なんて考えなくていいんですよ。答えは簡単。この国は最後は君たちを裏切る。君たちを捨てる。国のことを考える暇があったら、自分をピカピカに磨いておけって。ヤフーやグーグルで調べて満足してないで、実際に世界に出て行って勝負してみろよ。
    インターネットをどう使いこなすかがビジネスマンにとって死活的な意味を持つようになった今「英語は苦手」と敬遠するのは、ほとんど自殺行為である。インターネット上の膨大な情報のうち70%以上は英語で書かれている。
    要するにみんなと同じでいいという態度を辞めたとたん、脳はフル活動を強いられることになる。これは大変苦しいが、それでもがんばって1週間、1ヶ月、1年と続けていると、自分の頭で考える癖がつき、思考力もどんどん高まる。自分で考えられるというのは、ユニークな生き方の第一歩だ。
    日本のビジネスマンの多くは、何か問題に直面したときに、その解決策を筋道立てて考える方法を知らないのである。そのために「思いつき」や「経験則」に従って場当たり的に対処することしかできない。今の大企業では、トップの指示を待って、それを実行するだけ、という無責任な管理職が蔓延している。もちろん、官僚も同じ病気にかかっている。

  • 父親に渡された。意図はわからない。
    学校の勉強よりも大事なことを高校生に教えてくれる場所を教えてください。

  • 視点の広さに感心した

    学校で覚えた知識は半導体で五百円あれば覚えさせられるよ そのために何年もやってきたのはなぜ?

    学校教育ってなんだろう?

  • 「日本の将来を担っていく人たちに向けての羅針盤となるメッセージ集」
    つまり著者がこれまでいろんなところで発言、著作してきた中からの抜粋であり、DVDも付いていてとりつきやすいのだが、総花的でいったん読み終わるとあまり残らない。大前さんのファン向き。
    ビジネスブレークスルー大学の宣伝も兼ねているようで、悪くはないが1500円は高いと思う。

  • 大前さんの言葉ははっとする素晴らしい言葉が多い。この本は特に若者の教育についてクローズアップされている。常に持っていてふとした時に読み返すのが良いかもしれない。

  • 教育関係者が書く以上に説得力のある「教育書」である。
    大前研一氏は高校と大学も経営しているので、
    分かりやすい言葉で学生生徒に響く言葉ばかりだ。
    この抜き書き集から、さらに抜き書してみる。

    偏差値により生徒が輪切りにされ、勝手に自らをポジショニングしている。
    偏差値を、人間を図る尺度として万能のだと錯覚を持っている。
    暗記ばかりで思考停止。何が問題が分からない状況。

    21世紀は答えの無い時代
    実体経済・Borderless経済・Cyber経済・multiple経済の世界では、
    古い価値観は淘汰。ビジネスの原則も通じない。
    「教える教育」は既に古い。義務教育課程の教科書の知識はUSBに入る。
    「教える」ことから、「答えを考える能力」を磨くことにシフト。
    教師と生徒が一緒に考えなくてはいけない。
    自分の頭で考える習慣を持つこと。

    東アジアのトップ50のビジネスマンを集めると、割合としては、
    台湾人と中国人とで35人、韓国が10人、
    残り5人をタイ・インドネシア・日本で分けることになる。
    戦後第一世代の繁栄を遺産を食っている今がある。
    Ambitionを持った韓国人や中国人にグローバル企業では
    日本人は使われてしまう。

    英語は苦手と敬遠するのは自殺行為。
    ビジネスではブロークンイングリッシュで差し支えない。
    知的付加価値=英語で書かれた情報を自分で入手、分析、論理的に組み立てて、
    人が買ってくれるように構想していく能力をいう。

    右脳から左脳の情報:直感的にあらゆる可能性を思いつく
    左脳から右脳の情報:論旨思考を検証してアイデアを絞り込む。
    これを繰り返す。
    問題解決能力と手法がビジネスマンの剣だ。

    向上する気持ちを忘れた人たち、大企業依存の体質から抜け出せないひとたちは、
    どうぞご自由に零落してください。というしかない。

    構想力:決定を下す前にどのような選択肢があるかどうかあげる力。

    身に付ける能力:語学・リーダーシップ・問題解決・判断力・意思決定力
    →世界中のどこにいっても金を稼げる力

    目の前の現象をよく見て考えること。
    ..........

    こういったことを一部の教師が分かるだけでなく、
    共有して全員が意識改革しないといけない。

  • どうして、この書籍を持っているかと言うと、ビジネス・ブレークスルー大学(通称BBT大学)の個別説明会に行ってきたからです。

    本の構成自体は、日立OBでも有られる大前研一先生の過去のコメントから抜粋し再編集したものとなっていますが、今の自分の考えと同じであったり、進んできた道(大学に行かず就職し、自分の道が朧気ながらも見えてきた)が唱えられているモノに近いということもあり、サックリ読んでみました。

    パスファインダーとは先駆者という意味ですが、道を切り開く人間の創出が必要であり、そのための学校ということです。とにかく、自分で考えろ!GoogleやWikipediaだけに頼るな!

    ですから、

    「答えはない、答えは自分で見つけろ」

    です。最近、すごく言われまくったので、腹くくったらスッキリした仕事の件と一緒ですね。
    コレ面白いんですよ、腹くくって全部自分で責任を取るつもりで考え始めると、アイディアややり残しが溢れでてきて本当に楽しくなるし、ちょっとづつですが結果が付いてくるんです。

    twitter上でも度々語ってきましたが、高卒者の僕にとってはとにかく大卒になるのは自分のコンプレックスの解除方法の一つであり、また、自己管理がかなり出きないB型という血液も手伝ってか(笑)今回のような完全オンラインで履修管理もしてもらえるなんて非常にありがたいわけです。さらに、今の自分に全くもって不満足ですし、世の中を変えてやりたいという思いはあるものの、カネなし、コネなし、能力なしという自分で限界を作っている状況ではどうしようもありません。

    全部で200人の枠しか無いので非常に狭き門ですが、チャレンジしてみる価値は大いにあります。

    ただし、一つ難点が、恥ずかしながら貯金が無い。また諸事情によりローンも組むのは難しいという状況下もあり、どうやら上位者には金銭的な負担からある程度開放してもらえるという事の記載もあり、まずはかなり困難を極めると思いますが、上位者を目指したいと思います。テストは論文形式と面接+書類審査らしいので、まずは最低限の予備知識として、マクロとミクロ(スティグリッツ版)を読み、ドラッカーマネジメントも読み、ゴールドラット博士も読み、フリードマンも読み、ハイエクも読み、コヴィーも読み、、、てな感じでどのような問題が来ても、考えられるだけの知識は身につけておきたいと思います。



    だって、もう30歳なんだもん。(30歳なら金を貯めておけとツッコまれそうですが、、、)

    ていうか、生まれて初めて勉強という観点で上位者になりたいと純粋に思ったかもしれません。これまでは真ん中でいいやとか思ってましたから。やっぱり人間環境が左右しますね。

    ということで、母校へ火曜日にでも成績証明書の取得のお願いを出しますかね。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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