- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784990086886
感想・レビュー・書評
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同じ夜想の『特集:ヴァンパイア』で見た恋月姫さんの人形を忘れることが出来ず、是非ともこちらも手に入れておこうと思い、購入。最初の数ページのお人形たち、そして恋月姫さんのインタビュー記事に、心が動かないわけがない。別の感想にも書いた通り、私は彼女の瞳を閉じた人形に心を奪われ、何も言えなくなる。うっとりしてしまう。
また、他にも様々な人形作家や人形作品、人形にまつわる評論も、グッと私を人形の中に引き込んだ。美しいだけではない、中にはぞっとするような人形(マネキン? ヒトガタ?)にも、やはり魅力を感じずにはいられなかった。この明暗対比のような、どこか頽廃的な美しさに、自分は心を奪われるのだと思う。
人形をどのように見るか。欲望か、自己愛か、客体か、主体か――触れえないその存在に、私は自分を与えている。人形の在り方が凝縮された、すてきな本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まるで外国の女の子を撮ったものかと見紛うような表紙の写真、実はこれこそが球体関節人形です。表紙をめくると、どこか退廃的で耽美な雰囲気を持つ人形たちがじっとこちらを見つめています。
人が自らの形を作る、作りたいと思うその欲求は何なのか。それによって何を表現しようとしているのか。作家インタビューと併せて読むと、ますますその神秘的な世界にどっぷり浸かることができます。日常と薄布一枚で隔たった、別の世界をのぞき見ているような、不思議な気持ちが味わえる一冊です。 -
友人のお母さんの人形がのっていたので買ってみました。
しかし全然かかわりがなかったけれど、すごいなあ、球体間接人形。美しくて怖い。
その友人のお母さんの人形とか恋月姫さんの生人形を見る機会があったのですがまた写真とはちょっと違う。しかしどれも美しい。
美しかったり怖かったり可愛らしかったり気味悪かったり、人間を模していながら人間ではないゆえにあらわせられるなにかの端が垣間見れるんではないか…思います。
いやでもどれも美しいです。ホント。 -
本物の球体間接人形はまじかで見ると生きてるような錯覚を起こすのでおそろしい。しかし、本や雑誌で楽しむのは大好きです。
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球体関節人形というのは非常にディープな世界で、誰にでも堂々とさらけ出せる趣味分野ではありません。春画、ピンナップアート、人形、娼婦史やそれに準じた写真集など……。
しかし美しいものです。人形作りには人間賛歌の思想に値する歴史も、技術も、愛好者もあります。
個人的には天野可淡さんの作品が好きですね。目がかわいい。
透き通るような裸体を眺めるというのは、立派な美術史で、人間特有の文化の一つだと思いますね。
アザラシがアザラシの裸を見て興奮しますか?
するのかもしれませんね。アオッ。 -
ディープな人形の世界を垣間見ることができます。
でも、初心者さんは見ないほうがいいかも。 -
きっかけ。
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素敵なお人形さんがたくさん載ってて素敵です。
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素敵な方の紹介がいっぱい。
お人形ってやっぱり素晴らしい。