暴力とイスラーム 政治・女性・詩人

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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990809133

作品紹介・あらすじ

シリア詩人アドニスが精神分析学者を相手にイスラームとアラブを語る。宗教の暴力性と女性蔑視を問い、宗教と政治が結びつく危険性を糾弾し、信徒に深い思索を呼びかける。
《イスラームに内在する暴力がムスリムたちにどれほど影響を及ぼしているか。知性もさることながら、人間性そのものさえ損ないかねないほどなのです。》
《イスラームは男女両性の在り方を歪曲し、愛を否定し、女性的自我と男性的他者との関わりを、つまり、あらゆる人間関係を捻じ曲げてしまったのです。》
《彼らはただひと筋に信じる以外、ないのです。こうして暴力は神聖化され、公称の「歴史」もまた、神や預言者によって創造されたことになりました。》――本文より

感想・レビュー・書評

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  • アドニスの詩も読んでみようと思っている。。。

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    現代アラブ世界を代表する詩人アドニスと、精神分析学者フーリア・アブドゥルアヒドの対談。イスラームとアラブの諸問題を政治を切り口に、コーランの文言や女性の地位、詩や芸術の存在意義に至るまで語り尽くす。ムスリム(イスラーム信徒)とアラブ人と彼らを取り巻くすべての人びとに突きつける渾身のメッセージ。

    “イスラームに内在する暴力がムスリムたちにどれほど影響を及ぼしているか。知性もさることながら、人間性そのものさえ損ないかねないほどなのです。”
    “イスラームは男女両性の在り方を歪曲し、愛を否定し、女性的自我と男性的他者との関わりを、つまり、あらゆる人間関係を捻じ曲げてしまったのです。”
    “彼らはただひと筋に信じる以外、ないのです。こうして暴力は神聖化され、公称の「歴史」もまた、神や預言者によって創造されたことになりました。”(本文より)
    http://editionf.jp/books/books004/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      édition F | 『暴力とイスラーム』図書新聞に書評が掲載されました(2018.5.11)
      https://editionf.jp/n...
      édition F | 『暴力とイスラーム』図書新聞に書評が掲載されました(2018.5.11)
      https://editionf.jp/news/755/
      2022/05/20
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著者プロフィール

著者:アドニス
1930年シリア北部ラタキア県生まれ。現代アラブ世界を代表する詩人。本名はアリ・アフマド・サイード・イスビル。父親の教えでコーランはもとより幼少時から詩に親しむ。ダマスカス大学で哲学を専攻。1955年シリア国民党弾圧にともない、党員とみなされて6か月間投獄される。釈放後レバノンへ移住し、ベイルート大学で博士号取得。1960~61年のフランス留学を経て、ベイルート大学で教鞭を執る。1980年、フランスへ亡命、在住。アラビア語で詩を書き続け、精力的に詩集を発表、各国語に翻訳されている。近刊の詩集にJerusalem(2016)、Prends-moi, chaos, dans tes bras(2015)等。

「2017年 『暴力とイスラーム 政治・女性・詩人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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