寄りそう心

著者 :
  • 株式会社プレスアート
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990819057

作品紹介・あらすじ

大峯千日回峰行満行の塩沼亮潤大阿闍梨が、宮城県仙台市秋保の地から発信する〝悩める者たちへ〟のメッセージ。 Datefm『今朝の一言』を中心に、心を元気にする大阿闍梨の言葉を、秋保の美しい四季の写真とともにお届けします。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 秋保で出会った方に塩沼さんのことを教えていただき、その足で慈眼寺を訪れた。社務所で目にしたのがこの本。
    読んでいて背筋がしゃんとする。1300年でたった2人しか成功していない厳しい修行を満行されたすごい方なのだけど、その言葉は驚くほど素朴で、都会に住みまったく異なる生活をしている私の心にもまっすぐ響いてくる。やるべきことを、どんな日も、毎日同じように、たんたんと。

  • 2022年2月7日読了。

    「今はわからなくても、ただ真っすぐに前を
    見つめて、日々のことをおろそかにしなければ、
    いつか必ず光が見えてくる。
    すべては今の自分の心次第なんだ!」

    行を終え、すでに二十年以上の時が経っていますが、
    いまだに修行で使う鈴懸、梵天、手甲脚絆、編み笠、
    提灯、水筒、そして杖を書斎に置いています。

    役行者のお話

    若くて勢いがあって自分が正しいと思ったら、
    たとえ間違っていたとしても突っ走ってしまう、
    そういう画の強さを持った若者の方が、
    将来大化けをして素晴らしい悟りを得ることが
    あると言われていることです。
    いろいろなことを否定され、痛い思いをしながら、
    自分なりに心を丸く整えていって、
    悪いところを改めるという心構えがあるからこそ
    ですが。そこをきちんとわきまえた若者は、
    大きな悟りを得て、良いお坊さんになる可能性を
    秘めています。

    三十五年も前の話だと言って開き直ってしまうのは、
    きっと心の深いところで反省していないのだなあと、
    あの日のお師匠さんの言葉をふと思い出しました。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

大行満大阿闍梨、福聚山慈眼寺住職

「2023年 『明治神宮100年の森で未来を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

塩沼亮潤の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×