- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784991034824
作品紹介・あらすじ
2018年末に刊行され話題を呼んだ『核兵器』[初回限定・函入り特装版]の
[普及版]、誕生。
核兵器──
圧倒的な破壊力のため、誕生した年に二度使用されただけで、
その後70年間、実戦で使われていない。
しかしその間も改良が重ねられ、
凄まじいレベルにまでその威力を高めていた──。
原子核の分裂と融合が、なぜこれほどのエネルギーを生み出すのか。
またそのエネルギーを、一瞬で消費し尽くすための設計とは。
天然の鉱石から「燃料」に加工するまでの、気の遠くなるような濃縮の工程。
核分裂兵器(原爆)から核融合兵器(水爆)へ──そして究極の核兵器W88の誕生。
20世紀初頭に異常発達した物理学の総決算であり、
人類が元来持っている闘争心と、飽くなき知への欲求が結実した究極の産物──
その複雑で精緻なメカニズムを、
政治的、倫理的な話は抜きに、純粋に物理学の側面から解明していく。
著者自ら作成したグラフやCAD図をはじめ、
本書でしか見られない図版を多数収録。
数式や表、さまざまなデータを駆使しながら、緻密に、定量的に、その実体に迫っていく。
専門書としての魅力、資料的価値を最大限高めながらも、
ユーモラスな喩えやイラストなどを織り交ぜることで、
理系ではない読者にも読み進められる「限りなく専門書に近い一般書」を実現。
多田将のライフワーク、ついに誕生。
感想・レビュー・書評
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核兵器についての基本的前提知識である原子の動作、核兵器に向いている元素、核兵器の簡単な構造を理解できる(著者自身も認めている)やや学術チックな本だった。
不幸にも自分の頭では専門的な計算式などはさっぱりだったが、基礎の基礎みたいな所は抑えられたと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分史上最高のサイエンス本(2021年1月現在)