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- / ISBN・EAN: 4988126201012
感想・レビュー・書評
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心のよりどころ。
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ただ一番の幸せに至る為に色々の悲しみも皆、思し召しです
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僕がこの宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のアニメを見たのはいつぐらいだったろう。1985年の作品とあるからテレビ化された後、たぶん僕が6・7歳になる頃に初めてみたのだろうと思う。
約20年前のことだから当時の気持ちなど知る由もないし、今の自分を通してしかいえないのだが、映画の全体に流れる世界感はどことなく悲しくて、寂しくて、少し怖くて。今考えてみると、作品の中でなされる対話などに生死とは何かなどといったことを含蓄する教訓じみたものはあまりされていないように思える。ただ画像、音楽を含めた作品全体そのものがそういったものを直接僕に訴えかけてくるのだ。この作品は本とはまったく違った表現方法をとりながら原作と同様にしっかりと伝えなくてはいけないものを伝えていると思う。
宮沢賢治のいう「わたくしという現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い証明です」とは何を言いたいのか、映画が終わりエンドロールの最後に出てくる「ここよりはじまる」という言葉はいまだに彼がなにを伝えたいのかはわからない。まだ僕は彼ほどものごとの本質が見えていないということであろう。
僕は夜の闇を走る人のいない電車に乗るたびにこの映画を思い出すのです。
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宮沢賢治ほどうまく夜空を描写できる人はいないと思っています。そして次点が、この映画です。銀河鉄道の夜を読んで、想像した世界が、そのまま映像化されたような作品です
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ふと観たくなりました。
最初に観たのは、たしか小学生の頃だったでしょうか。
あの頃は
活版印刷の意味もわからずジョバンニの仕事に憧れ、
あまりの不思議な世界に圧倒され、
カンパネルラの死にただショックを受けただけだったような気がする。
再びこの年齢で観てみたが、
やっぱり圧倒される世界観。意味がわからない事もちらほら。
でもこの感じでいいんだ。この感じがいいんだ。
と思えるようになった。
宮沢賢治も偉大だけど、ますむらひろしも偉大だ。 -
登場人物がすべて猫!天才!!幻想的、神秘的、静かで不思議で美しくて少し物悲しい、完璧な一作です。1985年製作。
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素敵でした
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僕は一緒にいけないよ。
悲しげになる曲が切ない。第四次稿の選択に満足です。 -
猫がよかった。映像がよかった。細野晴臣がよかった。
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昔からのお気に入りです。'ますむらひろし'さんの猫が幻想的。そして音楽も。親しい人を失ってから見ると、また違う思いでいっぱいになります。
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まだ宮沢賢治も知らない幼い頃に見て、大好きになった作品。幻想的な世界が良いです。主人公たちが猫なのも良い。
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賛否両論は絶えないけれど、一度は観てほしい
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半年に一度は見よう
(暗闇で -
自分映画史に燦然と輝くゆるぎない堂々1位の称号を捧げます。説明不要。
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猫。世界観がすごいんです...。憧れる。
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宮沢賢治の同題名の話を、人物を猫におきかえてアニメ化したもの。<br>
公開された当時みた記憶がありますが、広がる世界観に圧倒されました。それから二十年ほど経てDVDでもう一度であった時もその新鮮さは失われていませんでした。音楽は細野晴臣。<br>
猫に置き換えてよかったと思います。映像も音楽も綺麗で、特に夜の場面が多いので、画面いっぱいに広がる闇が、時に「静かな落ち着き」であったり、「怖さ」の象徴でもあったり。一人でも多くの人に見てもらいたい映画です。 -
この不思議を、堪能してください。<br>
静かな絶妙さじ加減。 -
不思議な映画だった。みどの言う通り、絶妙な間で支えられている。間を与えることで、あれだけ効果的に観てる側を惹きこむことが出来るなんてなぁ。。音楽は細野さん。あたしは細野さん好きとして当然のことながら、これのサントラは持ってたのだけど、実際に映画は見てなかった。けど、これはもう贔屓目なしに音楽もすごい効果を映画に与えているよ。あの音楽なしにこの映画は成り立たないと思う。なんてことはいいとして、とっても切ない話だな、銀河鉄道の夜って。その空気感に畏敬の念を持った。特にプリオシン海岸あたり。鉄道に戻ると120万年前のくるみが炭化して粉々になってしまうシーンとかが印象的だった。本も読んでみよう、宮沢賢治。(05/4/15)
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原点
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登場人物を猫に例えるアイディアも可愛らしいし宮沢賢治らしくて私は好き。二人ともイメージぴったりの猫ちゃん。静かに強い言葉の一個一個が宝物のよう。カンパネルラとジョバンニはなんて素敵なこども達なんだろう。