自殺サークル [DVD]

監督 : 園子温 
出演 : 石橋凌  永瀬正敏  さとう珠緒  宝生舞  嘉門洋子  ROLLY  余貴美子 
  • 大映
2.69
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111280275

感想・レビュー・書評

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  • 2000年代前半の閉塞の限界から進んでいく雰囲気がぷんぷんしてて、カッコいい。

    テーマはこの年代によくある陳腐なもので、人との繋がりを求め(Mail To Me)、見の周りの小さな繋がりに閉じた人間関係を廃し、荒涼とした世界(デザート)に置かれた時、彼らは空虚な彼ら自身と向き合い(あなたはあなたの関係者)、死という形で、私たちが普段意識しない大きな円環(サークル)がたち現れる。(家族が自殺し、自身も自殺した刑事への罵倒はこのことに対するもの。あなたはより広い人間の繋がり、サークルを意識していますか。)
    掲示版は家族などといった小さな人間関係の外に、同質性による新たなサークルの萌芽を予感させる。

    これで読み切れるているかは分からないが、実態ではなく、メタファーの配置として捉えなければ、読めないよ。

  • 「あなたはあなたとどういう関係ですか
     あなたとあなたの親との関係はわかりますね
     あなたとあなたの友人との関係はわかりますね
     それはあなたは死んでもかわりませんね
     でも、あなたが死んだらあなたとあなたの関係はどうなるんでしょうか」

    人の皮で作ったロールがすごく怖いけどこの映画の1番怖いところは犯人がいないこと。もちろんアイドルグループとか引き金になるものはあるんだけど自殺は結局みんな自分で決めてるんだよね、しかも特に意味なく。ぞぞぞ
    この映画には2つの自殺がある1つは皮を剥ぎ取られた会員たちの自殺でもう1つは噂とかノリでやったゃう皮が見つからないやつ。無意味な連鎖。勝ち目なし。

    園子温は「人を不愉快にしてやりたい」
    「映画は謎でいい。解き明かしても訳のわからない、謎でいい」とおっしゃっている。誰が見たいんだーーーーと思うけどみんな怖いもの見たさで見ちゃう意外にみんなそれを求めている

  • アイドル業界への批判っぷりが皮肉たっぷり(だと思った。
    ROLLYがジェネシスでなく、ROLLYでしかなかった。
    カレンダーめくるシーンは好きな絵なんだろうなぁ。
    あと、布を切って出てくるシーンは絵が良かった。
    自分で指切るシーンはハレグゥか!笑と思ったけど(どっちが先や)右腕の上に右手の指があるのかと思って巻き戻して観たら、ダイコンだった。

    園作品はいつも思うけど、世の中にイライラするなら、イライラする!ってもっと直接的に言えばいいのにな。いや、これでも全然ありだが。
    あなたはあなた〜のくだりは、なるほど。と思った。
    最後に出てきた子供は咳をするべきだったと思う。不気味に。

    でも、どことなく、プロパガンダやらサブリミナル効果の感があって良かった。

    DVDの特典で、園監督自身の解説があるのが、すごく良い。

  • 正直、雑な映画だと思った。
    何だかメッセージ性みたいなものが強過ぎて無理矢理考えさせられる内容にさせられた気になる。
    しかもそれが自殺と結びついていないし結局なんとなくわかった気になって終わる。そんな映画
    続編(?)の紀子の食卓は面白い

  • ローリーwwwwwwwwwwww こんど紀子の食卓と続けて観たいな。超疲れそうだから元気な時に・・

  • グロいの嫌いな方は注意。ローリーに笑った。

  • あまり評判はよくないようですが、私はこのチープさがけっこうスキです☆
    とくにローリーの名前が鈴木宗男だったところとか、
    こういう小ネタがいい!

  • ホームの件とか大根の件とか、コラージュ感覚で人がボコボコ死んでいくのは嫌いではない。

  • めちゃくちゃ怖かったらしい

  • スマホ鑑賞


    低予算で作られたのか、それともあえてチープに作ったのか。
    監督の中で伝えたい事が形にできれば低予算で良かったのかも?
    でもなー、人気のアイドルならテレビのセットはそれなりにして欲しかった。とても人気があると思えない。
    ローリーも頑張ってるからもっと迫力のある撮り方してほしかったわ。

    内容は嫌いではなかったのでもったいない気がしないでもない。
    冒頭の集団自殺と皮膚以外はどっかで見たことある感じ。
    謎を謎のままにする作品は映画として成功しづらいと思うのだけど、この時代だとこーゆーの流行ってたから人気あったのかなぁ?
    こりゃ賛否両論だったでしょうね。

    監督が「不快感を与えたい」というような事を言ってたそうで、それはもう大成功でした。
    グロいし、最後まで謎のことが多いし、エンドロールの後に何かありそうと思わせといて終わるし。
    不快でしかない。
    だからアレは何だったのかって考えちゃう。
    きっと監督の思う壺だ。

    「あなたとあなたの関係は…」
    この質問の意味がわからない人は自殺願望がない人。
    自殺サークルには入れない、と思ったんだけど、皮膚は削るのね。
    知られたからにはいつか殺すってこと??
    まぁ、カンナであんなキレイに四角く削れないけど。
    あの削るヤツの格好見て吹き出すとこだった。
    カルトのイメージがなんか貧困なんだよなぁ。

    不意打ちのツダケン良かったです!
    永瀬さんの髪型もっとサッパリさせてほしかったです。

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著者プロフィール

1961年愛知県生まれ。大学中退後に自主制作映画デビュー。『自転車吐息』(90年)はベルリン映画祭に正式招待される。代表作に『冷たい熱帯魚』など。テレ東系列で放映中のドラマ『みんな!エスパーだよ!』も監督。

「2013年 『ナショナリズムの誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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