39-刑法第三十九条- [DVD]

監督 : 森田芳光 

出演 : 鈴木京香  堤真一  杉浦直樹  樹木希林  江守徹  岸部一徳 

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感想・レビュー・書評

[いっちーさんの感想 · 2021年10月26日]

最近、神戸で5人を殺傷した容疑者に対し弁護人が「心神喪失状態だった」として無罪を主張したのに対し、検察は無期懲役を求刑したとのニュースを観たのですが、この「39 刑法第三十九条」は正に「心神喪失状態」が鍵となる映画です。現実は、心神喪失状態を楯に罪が問われなかったり減刑される事に対して到底納得出来るものではありませんが、この映画では、事件の裏にどんな真相が潜んでいるのかを精神鑑定人が追求するというストーリーです。1999年に公開された映画なので、堤真一さんや鈴木京香さんが若い!
良い映画なのでミステリー好きな方は是非、観て下さい♪

[nabe1さんの感想 · 2021年10月23日]

役が宿っているといえる役者の演技はこの作品に重みを与えている。
1999年の映画ということで、当時の独特なカメラワーク等があるが、何を言っているかが少し分かりづらいのが残念。
刑法第三十九条の問題を訴えかけており、自分以外の誰かの精神なんて知ることができないし、精神鑑定の限界、人が人を裁くことの難しさを感じた。

[pinkfawnさんの感想 · 2021年4月27日]

公開当時に映画館で見たものの、記憶があやふやだった。
顔（正確には口の周りだった）を赤く塗られた少年が砂浜に埋められて親から虐待されているとか、堤真一が突然発狂するとか、断片的なものばかり。
Amazonプライムに出ていたので、記憶を補完するためにも再鑑賞。

全体的に重く陰鬱。
登場人物全員が大なり小なり闇を抱えていそうな雰囲気。
印象はとにかく「暗い」の一言に尽きるが、あらためて見てもストーリーは面白かったし、いろいろと考えさせられた。

配役もよく、リアル。
20年以上前の作品なので、当たり前だが、みんな若い。
黒髪で赤い口紅を塗った樹木希林。
顔がひとまわり小さく見える岸部一徳。
それにしても岸部一徳は、ニヤついていて何を考えているのかよくわからない、飄々とした役がよく似合う。昔も今も。

[まぐろさんの感想 · 2020年7月19日]

内容はともかく、なにせ聴き取りづらい。字幕が欲しい。

[ルピナスさんの感想 · 2020年5月27日]

社会派ホラー映画？？

[如月 はるかさんの感想 · 2020年4月28日]

出る人出る人みんな狂人なんじゃないかという感じな方ばかり。最終の奥さんは、黒幕だっけ？というような迫力のある目付きで。

人の精神が本当はどんなものかなんて、他人には分からないものなんだなぁ。そもそも、正常な精神って一体何ぞや。

話の展開は、想像していたよりもミステリー的でした。ちょっと現実感が薄まってしまったかな。

[はすさんの感想 · 2020年2月29日]

夫婦を刃物で滅多刺しにする猟奇殺人が起こるが、犯人はすぐに逮捕される。しかし、犯人は多重人格であると診断され裁判の行方は変わってゆく。

出演陣の演技なのか監督のセンスなのか表情の機微、手の動き、息づかいそれらすべてが気持ち悪いほど人間味を写し出して物語を肌で感じさせてくれる作品でした。

[kohadaさんの感想 · 2019年3月10日]

砂岡が出てきたあたりでは砂岡が病室の柴田の父を殺害し、柴田が畑田を殺害する交換殺人かなぁ、なんて思いながら観てたけど、全く違った。

小川家の母子の問題や、柴田（＝工藤）が犯行を行う直前に畑田が妻を殺害していたことなど、不可解な点はいくつか残っているけど、それを差し引いても面白い作品だと思う。精神鑑定がいかに「主観的」なものなのかが伝わってきた。

[herogrooveさんの感想 · 2018年12月4日]

★★★★
森田芳光監督。
家族ゲームの時もだが森田ワールドな色とかそこからのカット？という静けさがまたいい。
殺人を犯した時に犯人の精神はどうだったのか問う映画。前半つまらないかと思ったがなかなか良かった。

[ijklmnさんの感想 · 2018年11月28日]

別途

著者プロフィール

1950年、東京都渋谷に生まれ育つ。日本大学芸術学部放送学科卒。81年、「の・ようなもの」で監督デビュー。「家族ゲーム」で数多くの映画賞を受賞。以後、「それから」「失楽園」「阿修羅のごとく」など次々とヒット作を放つ。2011年12月、急性肝不全のため死去。享年61。

「2015年 『小説　の・ようなもの　のようなもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」