ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディション [DVD]

監督 : ピーター・ジャクソン 
出演 : イライジャ・ウッド  イアン・マッケラン  リヴ・タイラー  ヴィゴ・モーテンセン  ショーン・アスティン  ケイト・ブランシェット  ジョン・リス=ディヴィス 
  • ポニーキャニオン
3.98
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感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988132667383

感想・レビュー・書評

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  • これが伝説に変わる! 空想とは思えない軍記物の傑作


     すっかり飲み込まれてしまって「す、すごすぎないか……」と絶句★☆

     愛らしいホビット、神々しいエルフ、力強いドワーフ、顔面凶悪なウルク=ハイまで、各種族が総出の世界<ロード・オブ・ザ・リング>。第2弾『二つの塔』は、人間族の王国・ローハンの戦いを中心に据えたド迫力の軍記絵巻です! いずれは吟遊詩人たちが美しく気高く歌い伝えるであろう、伝説に昇華される前の<ヘルム峡谷の合戦>が、ダイナミックな映像で展開されます。

     いま一度申し上げたいのは、私たち人間の物語だということ。誘惑に屈しやすいけどそう捨てたもんじゃない、勇ましくも愚かにもなる、強くも儚くもある人間の戦いなのです。

     セオデン王を演じたバーナード・ヒルの演技、セリフの一つ一つが、なんと深いことか! かつては勇猛だった王の心も、グリマの毒の舌に絡み取られてすっかり衰弱。その上、回復してまもなく、自らの老いと孤独を自覚しながらも戦いに赴くそのお姿……。
     ガンダルフの帰還を信じて希望を捨てない、力強く若々しいアラゴルンとの対比により、セオデンの輪郭はさらに孤独に浮き彫られるのです。ううっ。大人の芝居に痺れます。
     それと、誰が何と言おうと、このシリーズのヒロインは戦姫エオウィンで決まり! イメージぴったりのたたずまい、一途な想いがあまりにせつなく胸に迫って、彼女が大好きです♡ おかげで、アラゴルンがなぜ心を変えないのか不可解ですが。

     実は、セオデンが思うほどローハンは孤立無援ではなかった。思いもかけぬエルフ援軍の到着で、空気は一変★ おごそかなオーラをまとってしずしずと、まさに人間離れした清らかさで心を奪うエルフたち☆ 美醜入り乱れた壮絶な合戦の行方は……!?
     敵の大群が一斉に槍のおしりで地面を突いて広がる地響きから、雨が鎧兜に当たって弾ける細かい音まで聞こえるリアルさ。なるべく音響のいい環境での鑑賞推奨♬


    (2003-03-17 ※劇場鑑賞後のレビュー再録)

  • THE LORD OF THE RINGS / THE TWO TOWERS
    2002年 アメリカ
    監督:ピーター・ジャクソン
    出演:イライジャ・ウッド/ヴィゴ・モーテンセン/オーランド・ブルーム/デヴィット・ウェンハム/ケイト・ブランシェット/

    第2部ではいよいよ旅の仲間は離ればなれになり、戦闘は激化、最大の見せ場はかなり大規模な、ヘルム峡谷での戦いになります。そしてようやく全編通しての最重要キャラクターであると思われるゴラムにスポットが当たり始るのですが、ゴラムはほんと、気持悪いのに憎めないというか、フロドがそうであるように、彼をただ邪悪で汚らわしいものと決めつけてしまうには、あまりにも人間である自分たちにはゴラムと大差ない弱さや醜さを合わせもっているからだと思います。そしてあの二重人格っぷりはほとんど北島マヤ(笑)主演賞ものでした。

    その他の新登場キャラとしては、ローハンの王と蛇の舌と兄妹と、あとはボロミアの弟・ファラミアなんですが、このファラミアのほうも兄同様実に人間くさくて、ゴンドールではさながらシェイクスピアかギリシャ悲劇なみの父子愛憎劇が繰り広げられているのですが、結果、兄と同じように己れの弱さも劣等感も克服して小さいひとたちを守ることを選んでしまうファラミアがとても好きでした。

    で、そのファラミア役のひと、どっかで見たなあと思ったら、ミルチョマンチェフスキーの『ダスト』のルーク役の人だったんですね。どうりで贔屓にしたくなる顔だ…!この監督の映画は作品では断然『ビフォアザレイン』が傑作ですが、キャラクターだと『ダスト』のルークがもう大好きなんですよね。悪いヤツなのに憎めなくて。もうすごい大好きだったので、ますますファンになってしまいました。

    あとは、木の精・エントさんたちですね。あれぞファンタジーの醍醐味っていうか、自然さえも参戦する戦いってなんかすごいなあとか、もうホントに映画として純粋に、戦闘シーンの迫力とかああいうのもうドキドキしちゃって単純に大興奮しました。

    そして今回いちばん泣かされたのが、フロドとサム。ラストのほうのサムのセリフはもう製作サイドの確信犯だなと思う。あれですごく泣いてしまった。フロドには「指輪を捨てて世界を救う」という重い重い使命がありますが、サムはそういう全体的なことじゃなくて、ただ目の前にいるフロドを助けたい、っていうそれだけしか行動原則を持っていないんですよね。そして結局いちばん強いのって、どんな重い使命感でも高度な戦闘能力でもなくて、そういうごく身近でありふれた感情のほうだったりする。だからこそフロドと一緒に行くのは、能力的にはずっと役に立ちそうなアラゴルンでもレゴラスでも魔法使いでもなくて、サムなんですよね。自分たちの旅を「いつか語られる物語」として語るサムの言葉は、そのまま製作サイドや観客の想いでもあり、ほんと卑怯なくらいにいいセリフだったと思う。

    (2004.02.12)



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】

  • 旅の仲間の最後、バラバラになったメンバーがどのようにして旅を続けたかが興味深い。全員がサウロンの指輪をこの世から消すという同じ方向を向いつつ、各チームごとにアプローチが違ってて、各々のできることをやってる感じ。
    (何か進めるとなると、2〜3人単位で動くと物事は早く深く進むよね、と実感して観てた)

    3部作続けて観るのが面白い!

  • ヤマラムの元ネタこれか!

  • ★4.0

    最初から三部作にする予定で作られているからか、一部以上に面白い。
    サムってば凄い男だよ…!

    木の鬚いいなぁ。私も木の鬚の肩に乗っけてもらいたい。そこから世界を見渡したい。ああいうのに幼い頃憧れたなぁ(*´ω`*)

  • 何度観てもギムリとレゴラスのコンビが可愛すぎる!笑
    激しい戦闘シーンでも、あの二人が出てくると和むから好き。

  • 方々に散った旅の仲間のそれぞれの宿命と戦火が広がってゆく。
    嬉しいガンダルフの復活!彼の先導でエオメルの軍が坂を駆け下りていくシーンは何度観ても圧巻。
    エントの戦いもユニークかつ豪快で胸がスッとする。
    スメアゴルになくてフロドにあったもの、それはサムというー番近くにいるブレない存在なのかもしれない。

  • 公開時もそうだったけれど、私は戦争シーンが長いなぁと思って、それだけはちょっと苦手です。
    でも、エオウィンとアラゴルンのシチューのシーンは好き。アラゴルンの頑張りを褒めてあげたい(笑)
    アラゴルンの年齢エピソードは、そういえば映画にはなかったなぁとここ見て思い出した。
    旅の仲間は字幕で見てたけど、翻訳者名見て二つの塔からは吹き替えで見ました。個人的に苦手というかいまいちだと思っている翻訳者さんだったんだもの!(涙)
    こういうとき、英語ができればと思ってしまう。

    映画のときよりギムリがいっぱい出てた気がした。ギムリとレゴラスは原作でもいいコンビなのでうれしい!
    あと、ゴラムもいま見るとよく演出されてるなぁ。フロドとサムのがんばりは原作にはさすがに負けると思いますが。
    ミナス・ティリスは公開時もびっくりするほイメージぴったりだと思ったけれど、いま見てもそう思うし、きれい!

  • 旅の仲間たちに引き続き、一気鑑賞しました。3時間近くあるボリュームとは思えない程あっという間に見終わってしまった。。。映像もきれいで大好き。でもやっぱり一番は「旅の仲間たち」なので、★四つで。

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