二重スパイ [DVD]

出演 : ハン・ソッキュ  キム・ヒョンジョン  コ・ソヨン  チョン・ホジン 
  • 日活
3.07
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988103630583

感想・レビュー・書評

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  • 比べてはいけないのだろうが、「シュリ」「JSA」からすると2段落ちは否めない。脚本や演出が酷い。主要4人以外の人物造形が決定的に抜け落ちていて意味不明だ。といいつつも、ハン・ソッキュ、コ・ソヨンに全く問題なく、脇のチョン・ホジン、ソン・ジェホは流石の存在感で俳優に助けられて、鑑賞作レベルにはある。

  • 祖国って何なのか?命をかけてまで守るべきものなのか?
    金日成そして金正日。受け継がれる統治。
    世襲によって受け継がれるのが、統治として正当性があるのか?
    北と南に別れても、おなじ 朝鮮民族。
    何故、ふたつに分かれているのか?
    北から 南に 自由を求めて 逃亡したビヨンホ/ハンソッキュ。
    韓国の公安の拷問にもたえる。
    そして、軍事訓練にも参加して、上司に評価される。
    ニンゲン的にも評価され、公安に採用となる。
    ビヨンホは 自由を求めにきたのではない、
    北からのスパイだったのだ。
    そして 南にいる 北のスパイ ユンスミ/コソヨン。
    ラジオ番組のパーソナリティをしている。
    韓国には、こういうしとやかな美人がいるんだね。
    ビヨンホとユンスミは スパイの連絡をしつつも、恋に落ちていく。
    そのことで、すこしづつ 変化が生まれる。
    祖国のために働くのか?愛のために働くのか?
    ビヨンホがスパイであることをばれないようにするユンスミ。
    そのことで、窮地に陥るビヨンホ。
    そして、二人は 北も南もすてて、リオデジャネイロで
    幸福な家庭を営んでいたが。
    スパイには、結局 幸福なんぞありえないのだ。
    ふーむ。韓国映画は、深い溝をたやすく表現するのだね。

  • ラストが、いまいち消化不良だった。

  • 派手なアクションがあるわけではなく、どんでん返しがあるわけでもなく、「シュリ」や「JSA」に較べると格段に渋い映画でした。そして何より「二重スパイ」というタイトルからして内容がだいたい推測できてしまうのが勿体ない…。

  • TV放映吹替え版で鑑賞。ハン・ソッキュが、韓国へ亡命を装った北朝鮮のスパイを演じる。2003年作品で、99年の「シュリ」や00年の「JSA」より後の作品ですが、派手な演出がなく渋い雰囲気で、古い韓国映画のような印象。個人的には、南北分断に絡めた韓国映画はどうしてもある程度の枠組みから外れられないと思うので、いっそのこともっと娯楽性が強いほうが、割り切って観られる気がしました。

  • シナリオ次第で出演を決める韓国の男優ハン・ソッキュ。日本での最も知名度の高い作品と言えば「シュリ」で間違いないだろう他にも日本でリメイクされた「八月のクリスマス」など優しい笑顔観魅了された方は少なくないだろう。僕自身も彼の作品はかなり所持しているはずです。

    「二重スパイ」

    ジェームス・ボンドやジェイソン・ボーンを想像しないでください。なんと言っても舞台は朝鮮半島なので北と南間におけるスパイ物なのでかなり地味なのですが、アクションよりもシリアスなサスペンス系といった感じなのが、アクションを見慣れた僕には新鮮さを感じよく思えました。

    でも、スパイといっても北から南にもぐりこんだ後は家庭的であり、なおかつラブストーリーに話が転換していってしまう。いつ?どこ?なのとハラハラしていても瞬間でエンディングにいってしまうような感もある。好きではあるが2回目を観て十分だと感じてしまった

  • やっぱり韓国映画は好きになれない。途中まではそれなりに良かったとは思うんですけどね。

  • 2003年観賞
    北朝鮮から亡命してきた男。厳しい訓練に耐え、上司からの信頼も得て韓国でも情報部として働くことになる。やがて知り合う女性。しかし彼女にも秘密があった。孤独な中で肩を寄せ合うように愛し合う二人にはもうどこへも行く先がなかった。

  • 東ドイツの北朝鮮大使館に勤務していたイム(ハン・ソッキュ)が韓国に亡命し、KCIAによる拷問、厳しい取調べ(「自由を求めて亡命した」というイムに対して取調官が「韓国に自由なんかなーい」と怒鳴るところとか面白かった)、教化などの末、脱北者をスパイに教育する任務に就き、その後安企部本部(ちょうど80年ごろでKCIAの改編時期という設定)で主任として勤務するようになるが、実は彼は偽装帰順をした北朝鮮の二重間諜でソウル在住の固定間諜(コ・ソヨン)と協力し、北の指令に基づき工作活動を開始する。しかしコ・ソヨンらのミスと東ドイツでオルグした韓国人学生の証言などで正体がばれ…という話。地味目なスパイ映画だけれどなかなか面白かった。60年代から80年代にかけて多発した間諜事件、組織間諜事件などを背景にし、とくに、朝鮮中央通信の副社長だったイ・スグンが67年、板門店での軍事停戦委員会取材中にUN側代表の車両に乗り込み亡命、一度は韓国で帰順したものの偽装間諜の疑いを受け捜査が始まると香港、バンコクを経由しホーチミンから(別のところではサイゴンを経由しプノンペンからとなっている)北朝鮮に帰還しようとしていたところを逮捕、69年に死刑になったが本人は間諜ではないと主張し続けていて謎をのこしたという事件を下敷きにしているのではないかと韓国の映画評では書かれている。実際にイ・スグンに会った韓国人の手記(東亜)によると、韓国に帰順はしたもののイ・スグンは自分に不利になるのに中央通信まんまの極端な反米的主張に固執し「ぜんぜん話が通じなかった」といい、なぜ越南したのかと聞くと、「政治的な理由ではなく個人的な理由で」と答えたそう。その韓国人は、イ・スグンはスパイではなく単に北でも南でも生きることができなかった人なんではないかというふうに感想を述べていて印象的だった。

    http://www.cine21.com/Article/article_view.php?mm=002001001&article_id=16592

    http://www.dongailbo.co.kr/docs/magazine/new_donga/9802/nd98020170.html

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