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- / ISBN・EAN: 4988102018436
感想・レビュー・書評
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鑑賞の度にエルの悪の魅力に取り込まれてく。冷酷な悪女なのにメモ帳所持とか、バドもだけどなんか憎めなくて敵のキャラクター作りが上手いなぁ~と唸る。
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さて『キル・ビル2』。
これは劇場公開時に観て泣きました。
当時、精神的にかなり弱ってたのもあるんですが、
自分の泣きのツボが・・・この時はよくわかってなかったんだけど、
「家族もの」にとにかく弱い。
映画の良し悪しの評価とは別に、「家族・親子もの」だと
かなり高い確率で泣いてしまう。
逆によくある「泣ける映画」で泣いたことはほとんどない。
だから『サマーウォーズ』の前半とか、『おおかみこどもの雨と雪』とかは
映画としては好きじゃないんだけど、ひどかったです。
5分に1回泣いてました。家族もの・親子ものだから。
この『キル・ビル2』のどこが泣きのツボだったかというと、
地中に埋められる→パイ・メイ(白眉道人)との特訓エピソード
→ワンインチパンチ連打で棺桶破壊→脱出
という、この一連の流れ・・・。
観てるこっちは娘の生存がすでにわかってるので、
「ユマかあちゃん・・・(泣)」となってしまって。
で、このシーンは今観てもほんと素晴らしいですね。
まず特訓が大好きだし(笑)。
マカロニウェスタン→クンフー映画→『キャリー』→ゾンビ映画と
全然違和感なく(いやあるけどw)ストーリーが繋がってるのが最高。
このシーンとマイケル・マドセンが出るので2の方が好きだったんだけど、
今観ると2の最後の方ってだいぶかったるい感じがします。
やっぱりぶった切らない方が絶対に面白かったと思う。
1の一番最初にショウ・ブラザーズのOP出るのにパイ・メイは2だし、
目玉をくり抜く技や股間攻撃の伏線も弱まってる気が。
(公開期間が開いたので忘れちゃってた)
技に伏線があったんだね『キル・ビル』は・・・。
パイ・メイ=白眉道人は伝承だと少林寺を出て武当山に行った人らしい。
(峨眉山という説も。武当山は道教の聖地、2010年版『ベスト・キッド』にも出ます)
だもんでショウ・ブラザーズの『少林虎鶴拳』とか大概のやつは
少林派(仏教)vs.武当派(道教)という構図に。
劇中で焚火をしながらビルさんがベラベラ喋ってるのはこのこと。
股間攻撃はこれに出てくるけど、パイ・メイに効かねーんだよ!
コツカケ(金玉入れるやつ)?それとも宦官的なもの?
パイ・メイ役のリュー・チャーフィーといえば『少林寺三十六房』ですけど、
これ途中までしか観てないんで近いうちにちゃんと観るつもり。
(少林寺ものは『阿羅漢』世代だから観てない)
リュー・チャーフィーはガチで黄飛鴻(ジェット・リーの『ワンチャイ』でおなじみ、洪家拳)
直伝の孫孫孫弟子だとか。
あと音楽は『空耳アワー』でもおなじみウータン・クランのRZA。
ウータン・クラン=「武当派」。
デビュー作は『燃えよウータン』"Enter the Wu-Tang (36 Chambers)"
(『燃えよドラゴン』+『少林寺武者房』+『少林寺三十六房』の英題)。
なので、タランティーノとはそりゃ気が合うはずです。
『キル・ビル』は結局、壮絶で凄惨な夫婦喧嘩の話でした。
『スターウォーズ』の宇宙親子喧嘩に近いものを感じます。
ブライド=ルーク、ビル=アナキン、
千葉真一=オビワン、パイ・メイ=ヨーダ。 -
かつて闇のエージェント”毒ヘビ暗殺団“で最強と言われた殺し屋ザ・ブライド(ユマ・サーマン)は、結婚式の最中に、花嫁姿のまま瀕死の重傷を負わされ、身篭もっていた娘をも殺された。彼女は、自分を襲った組織のボスであるビル(デイヴィッド・キャラダイン)とその部下たちへの復讐の旅に出ていた。残る標的は3人。
ビルの弟バド(マイケル・マドセン)はストリップ・クラブの用心棒をしながら、薄汚れたトレーラーで酒浸りの日々を送っている。
片目にアイ・パッチをした女、エル・ドライバー(ダリル・ハンナ)は、ザ・ブライドの代わりにビルの愛人の座に納まっていた。
ザ・ブライドはテキサスの荒野へと降り立ち、まずはバドを殺しにいく。だが逆に倒されてしまい、彼女は土の中に埋められる。
しかし中国の僧侶パイ・メイ(ゴードン・リュー)のもとでの武術の修行の日々を思い出したザ・ブライドは、拳で棺桶の蓋を突き破り、地上に出ることに成功。
一方バドは、エル・ドライバーの裏切りにより毒ヘビに噛まれて死亡。
そこにザ・ブライドが現われ、エル・ドライバーの残っている片目をえぐり取る。そしてビルとの対決。
ザ・ブライドとビルの間に産まれた娘は生きていた。ビルの愛を知ったザ・ブライドだが、それでも対決の末にビルを倒す。
翌日から、娘と共に彼女は新しい生活を始めるのだった。
キル・ビル後編は、マカロニ・ウェスタンと香港カンフー映画にオマージュを捧げつつ、クエンティン・タランティーノ得意の味のある面白い会話(お前が今感じているのは、どちらのRだ?など)やキャラクター描写も楽しめるし、元恋人にして最後の標的ビルとのラブストーリーの結末も意外な展開が待っていて、面白いです。かつては凄腕の殺し屋だったのにストリップバーの用心棒でくすぶっているバドやハンゾーソード欲しさに仲間を毒殺するエルドライバーやアメコミ好きなビルなどの癖のあるキャラクター描写と相手の裏をかきあう意表を突く展開はマカロニ・ウェスタンに、主人公が香港カンフー映画の悪役パイ・メイ(ゴードン・リュー)に特訓を受けて必殺技・五点掌爆心拳を伝授されるところは香港カンフー映画にオマージュを捧げているし、ダリル・ハンナ演じるエル・ドライバーとのトレーラーハウスをぶち壊しながらの壮絶なキャット・ファイトやデヴィッド・キャラダイン演じるビルとの一瞬の隙を突き合う油断禁物な達人同士のバトルはその年のMTVアワードのベスト・ファイトシーンに選ばれました。 -
2度目の鑑賞、15年振りくらい?
結構忘れている
ラストの椅子に座っての殺陣が独特
ダリル・ハンナとの戦いは、さぁここから、と思ったら意外と早く終結
1作目の方が勢いがあっていいかな。ゴーゴー夕張格好いいし
しかし、これ上手く編集したら1本で3時間くらいに出来るのでは?
映像特典を見て師匠が1作目ではクレイジー88のひとりと知る
ビルの育ての親役は1作目の保安官
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監督の言う通り、「1はアクション、2は人物の内面」を奥深くまで追求している。
エンドロールで流れる演歌もなんだか今回妙に合っている。不思議だ。もしかすると劇中の彷徨う女性の一人孤独な闘いと、演歌の持つどこか物悲しい感じが互いに共鳴しているからかもしれない。
ただ今回、前作のアクションに惹かれた層からは不評であっただろうと思うと残念。 -
The ending surprise was good enough but I cannot forgive the cheapness of Kung Fu Master part.
I leaned that he was one of the yakuza in Vol. 1 but it didn't impress me. Then, I leaned that he was also in SHAOLIN TEMPLE THE 36TH CHAMBER. This impressed me enough. I should check it without keeping complaining about that part.
Quentin is, in the end, the director who puts importance on script, too.
I noticed Samuel part! Good progress!! -
最後の必殺技あっさりしてんな~
北斗神拳かよ!
外連味なら断然vol. 1だな~ -
Vol.1に比べると疾走感はまったくない。
ただ、キャラクターの哀愁というか、ハードボイルド感は半端なく漂ってくる。
Vol.2とはいいながら全く別ジャンルの映画となっているのが、評価の分かれ目になっているようだ。
ビルの弟(バドだっけ?)がプールバーの用心棒をクビになったとこのキャラクター造形なんて見事だと思うし、ビルの父親がわりの売春宿のオヤジの喫煙シーンなんてのも地味にカッコいい。