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- / ISBN・EAN: 4988131902140
感想・レビュー・書評
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アメリカ北東部のニューイングランド。アメリカで一番学費が高いと言われているカムデン大学に通うローレン(シャニン・ソサモン)は、ある朝教室の前で名うての女っ垂らしショーン(ジェームズ・ヴァン・ダー・ピーク)と出会い、お互いに運命的な何かを感じる。それでもローレンはヨーロッパ旅行中のヴィクター(キップ・バルデュー)に恋心を寄せていたが、ショーンはローレンに本気で恋をする。一方、ローレンの元恋人でバイセクシュアルのポール(イアン・サマーホルダー)はショーンに思いを寄せていた。やがて男女の恋の方位図が狂っていき、彼らに皮肉な恋の結末が訪れる。
ブレット・イーストン・エリスの青春小説を、ロジャー・エイヴァリーが映画化。
普通の青春映画は、若気の至り故のイタさやもどかしさを描いた上で若者に対する救いがあるのが定番だが、この映画はそうではない。
運命を感じた相手とはすれ違い結ばれず、付き合っていると思っていた相手とは気持ちが通い合わず、初体験は無惨に終わる。無惨な気持ちを抱えながら、それでも明日は続いていく。
酒、ドラッグ、セックス、ゲロや鼻血にまみれたイタくてままならない青春模様を、イカレたパーティーやセックス、ショーンがヴィクターに頼まれたドラッグの取引を密売人のルパードとしようとした顛末、ショーンに紫のラブレターを送り続けた女の子の結末、ヴィクターのイカレたヨーロッパ旅行の顛末を絡めて、フィルムの逆回しや視点の違いをスプリットスクリーンで描いたり時系列をシャッフルするなどの実験的な手法で描いていて、マーシャルアーツのマニアの売人ルパードや酒やドラッグやりまくりなリチャードなどのイカレたキャラクターも面白いほろ苦い青春映画。
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ヴィクターの「やりちんヨーロッパ旅行記」のシーンは観たことがあって、その前後の繋がりが気になっていたので購入。中盤以降のテンポの悪さはあるけれど、それはまあ原作も微妙だったんで仕方がない部分ではある。以前、某動画サイトでこっそり『アメリカンサイコ』を観たとき、パトリックの異常な行動に対して大方のコメントは「マジ基地w」とか「バカスw」とか「こんな男は気持ち悪い。付き合いたくない」とかばかりだった。確かに文字で書かれた残虐描写をそのまんま映像化するとどこか滑稽に見えてしまうっていうのはある。原作ではパトリックの語りはもう少し「不気味さ」だとか「得体の知れなさ」だとかを伝えていて、エリスの小説のエッセンスを映像で表現するのってかなり難しいなあとかそのときは感じたんだけど、『ルールズ・オブ・アトラクション』はそれに比べればいくらかマシというか、原作の語り(『死の床に横たわりて』のように章ごとに語り手が変わる)に忠実な映像を撮ろうとした苦労の跡は見受けられる。出だしの巻き戻しの多用は面白かったし、それだけに期待もしたんだけれど、その後が続かなかった。ローレン、ポール、ショーンという主要な三人のキャスティングは良かった。特にポールを演じたイアン・サマーハルダーのゲイっぷりはイメージしてた通りだった。
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ドラッグ、セックス、恋愛、自殺、混乱。
アメリカの大学生たちの青春群像劇。
数人の登場人物たちを中心に物語が展開する。
映像の見せ方がなかなか凝っている。
ストーリーの結末を一番最初に見せて、それから過去に一気に遡り、だんだんと結末に近づいていき、最終的に物語がつながるという見せ方だ。
同じ映像でも、初めと終りでは全く違って見える。
初めは「名も無き登場人物」だった彼らに、「名前」と「顔」が見えてくるのだ。表情が意味していることも、彼らの行動の真意も理解できるようになるのだ。そういった意味で、この見せ方にはカタルシスがあった。
もう一つの凝った手法として、話の中心となる登場人物が交代するたびに映像が逆再生され、時間軸が過去に戻されるという見せ方がされた。
この手法により、何人もいる主人公たちのエピソードを、同じ時間軸で、同時進行しているかのように見せることができている。
終わり方は、やっぱり、すっきりしなかった。もやもや、ぶったぎり、エンドロール。
この答えの無いもやもやした感じが、どろどろの青春の中にいる彼ら登場人物たちの「自分たちは結局どこへ行くのか」という問いに対する答えなんだろうなと思った。
物語の初めと、終わり方は、大事だ。
映画のストーリー(本筋)を覚えていても、始まり方と終わり方を覚えている映画は少ないんじゃないだろうか。
映画を見るときには、自分ならどんな始め方、終わり方にしたかを考えるのも面白い、と先生が講義でおっしゃっていたのを思い出した。
わたしなら、この映画をどうやって始めて、終わらせただろうか。あなたなら? -
恋愛のルールはいつも変わるとは、上手く言ったものですね。
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だらだら見てた映画なんだけど、おもしろくなかったです。
大学生のセックスとドラッグに明け暮れる日々をちょっと凝って見せてるけど、特に感想もなく。。。見てるだけーって感じでした。
ガッカリ。
だからだらだらになっちったのかも。
監督は、何を撮りたかったんだろ。。。
途中で出てきた主人公の片思い相手のヨーロッパナンパ旅行、あのシーンは結構おもしろかったんだけど。
全体的にもったいない映画でした。。。 -
なんというか、普通。
映像逆回しもあまり効果的な気はしないし、
まず、ショーンがださくてかっこわるい。
金持ちのリアルはああいう感じなのか?
なんかださい。
コメディ風でもあるけど中途半端。
どこでも誰でもドラッグやってるっていうことだけがとりえの映画
ありがち -
陳腐なティーン映画となってしまったのが残念。The Raptureを聴きながら原本を読むのがお勧め。
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ファーック
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最後まで見れなかったので個人的に星ひとつです。が、女の子は可愛いし、音楽も良いよ。冒頭のCUREの曲はなんというアルバムに入ってるのでしょう、教えてちょ