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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988102052539
感想・レビュー・書評
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三谷幸喜の脚本ということで 興味を持って見ている。
人物像が丹念に作られている という意味で
三谷幸喜とは 実にオーソドックスな
シナリオライターなんだと痛感した。
登場人物が多いがそれぞれが生きている。
近藤勇（香取慎吾；１８３４年生まれ１８６８年）が
多摩の百姓の出から
剣道場主に見初められて 養子となり武士になる。
常に その経歴がついてまわる。
古風な武士たちはそれを武士と認めない。
そうであるがゆえに、武士よりも本当の武士になろうとする。
道理に合わないことは認めず 筋を通し 正直を貫く。
そういう 近藤に 人々は惹かれ 集まってくる。
坂本龍馬 桂小五郎 近藤勇の出会いから始まる。
黒船が来たことによって 出会い そして 激動の時代が始まる。
ペリー来航 １８５３年 ６月３日
それぞれの生まれた年と黒船の来た年の年齢を記載してみる。
木戸孝允（桂小五郎）１８３３年生まれ ２０歳
近藤勇１８３４年生まれ １９歳
松平容保 １８３６年生まれ １７歳。
坂本龍馬 １８３６年生まれ １７歳
徳川慶喜 １８３７年生まれ １６歳
彼らが 実に多感な時に 黒船はやってきた。
始まりは 『攘夷』 でまとまるが
『尊王攘夷』という ミカドと御上を奉る流れが生まれる。
近藤勇は 土方歳三（山本耕史）と山南敬助（堺雅人）
にささえられて 成長していく。
土方歳三の参謀的役割は 時々の空気を読み
適確にアドバイスがされていく。
かれは どこでそれを学んだのだろうか？
近藤勇のあり方を熟知している。
竜馬が行く では
土佐、長州、薩摩の流れがよくわかったが、
今回の 新選組！ では 会津藩の役割がよくわかった。
芹澤鴨（佐藤浩市）が ２５回で 殺されてしまうが
圧倒的な存在感のある 演技をしていた。
井伊直弼を暗殺した 水戸天狗党の流れを組み
攘夷 という重みのちがいと
自滅的で自虐的な行動が浮き彫りとなる。
芹澤鴨と桂小五郎の対決は 水戸藩を脱藩したといえども
水戸藩であることの意味を激しく 桂小五郎に論破される。
まさに、個人というレベルで 歴史がぶつかっている。
松平容保の報国忠義 という言葉の深みが
幼い感じがして・・・もったいない。
坂本龍馬（江口洋介）がちょこちょこと出てくるが
いままでの 坂本龍馬像とはかなり違う。
土佐弁が 名古屋弁のように聞こえる。
沖田総司（藤原竜也）は 実に若々しく 役がはまっている。
笑顔がいいんだね。彼は・・・
井上源三郎（小林隆）の役がじつにしぶく
画面をおちつかせている。
いい脇役が配置されている。
この中で、日本という国が出てくるが
果たしてどこまで
その時代に 日本という国の認識があったのだろうか。
堺雅人のもつ 目が澄んでいて 微笑む。
その微笑み方が 徐徐に変化していく。
そして 切腹にいたるまで。
新選組を戦う部隊とする為に作られた ご法度
その御法度は 武士道 を重んじた。
土方歳三の厳格な規律の厳守のなかで
山南敬助は 自らの居場所がなくなってしまったと感じた。
時代が大きく揺れ動いているのに
新選組内の抗争に嫌気をさす。
明里の希望である 『富士山を見たい』
という想いをかなえてやろうとするが
その明里と山南敬助のやり取りが 実に切ない。
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三谷幸喜 x 新選組。。。
やっぱ受け入れがたい空気感。
終始ふわついてて、もうなんとも気持ちが入らない。
記憶に残るの芹沢鴨くらいだわ。
三谷幸喜の時代劇、もう一本なんか見てダメだったらあきらめる。
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とにかく大好きなドラマ！
小説などでは、とにかく強くて恐れられる人に描かれがちだけど
こんな悩みながら、迷いながら時代に翻弄された
近藤勇も有りだと思う。
ほぼ日の連載コーナーと併せて見ると楽しさ倍増する。
（放送当時、この連載の更新が楽しみでしょうがなかった）
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多摩の田舎剣士たちが武士になりたくて、上京。水戸派と協力したり、色々ありながらもギラギラ輝いてて楽しい。
香取慎吾の演技はいまいちだけど、朴訥とした人物という点では努力のあとが見られるし、脇が良かったなぁというドラマ。だからバランス的には悪くなかった。
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新選組を知って好きになったのはこの作品のおかげ!!後半は、仲間達が死んでいったりと涙無しでは見れません。山本土方良い!!耕史さんのファンにもなった。三谷幸喜さんのファンにも。早く欲しい〜
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