バーバー吉野 スペシャル・エディション [DVD]

監督 : 荻上直子 
出演 : もたいまさこ  米田良  大川翔太 
  • ハピネット・ピクチャーズ
3.50
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  • (124)
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  • (29)
  • (8)
本棚登録 : 749
感想 : 144
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953002869

感想・レビュー・書評

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  • 髪型がイイ。

  • こどもたちが、町の伝統に立ち向かう小さな反抗。
    こどもの頃の小さくて大きな、「髪型」革命。

    お母さんの言うこともわかる、けどこどもたちの気持ちもわかる。伝統は変えていてはいけないこともあるけど、時代とともに変えていかなきゃいけないこともある。

    階段の上で言った、母をおもう少年の一言にきゅんとくる。

    ピンクのタオルはやっぱしいいな。
    バーバー吉野みたいな、お店、好きだな。
    おっかないけど、やさしいおばちゃん、大切だと思う。

    2009.2.8

  • その町の少年は皆、同じ髪型をしていた。町でたった一軒の床屋「バーバー吉野」。そこで生まれた「吉野刈り」というその髪型は吉野のおばちゃん曰く「この町の伝統」。そんなある日、東京から転校生がやってきた。茶髪で「カッコイイ」髪型は女子にモテモテ。少年たちは「俺もかっこよくなりたい!」と吉野刈りに疑問を抱き始め、ささやかな「脱吉野ガリ」運動を決行。断固として許さない吉野のおばちゃんと学校の先生たちに少年たちがとった行動とは。大人になるってどういうこと?父の失業、姉の修羅場、性への目覚め、圧力への抵抗・・・少年たちが少しずつ成長していく。荻上直子監督の初の長編映画。構図や光の取り方が本当に好きだなぁ。もたいまさこのおばちゃんがとってもいい。クライマックス、慶太(吉野のおばちゃんの息子)が放つ言葉に涙してしまいました。

  • こんなに冒険心のある邦画らしい邦画はないと思う。
    もっと評価されるべきだよ!!!!!!!!
    荻上さんの印象が180度変わった。
    カモメ以降も大好きだけど、
    私はバーバー吉野がたまらなく好きだ。
    吉野刈りが大好きだ。

  • こんなにいっぱい喋るもたいまさこを初めて見ました。

    素朴いけど、いろいろ詰まってて明るい気持ちになる映画。

  • 土肥、松崎町、下田市、伊豆などを舞台とした作品です。

  • みんな吉野狩り
    可愛い!
    そして内容がまた可愛い。
    終わり方がまた良し!素敵!

  • もたいまさこハマリ役だな~。いるよね、ああいうおばちゃん。
    しっかし、あの年頃の男の子たちって、ほんとアホだな~(笑)。そのアホさ加減が面白くって微笑ましい。
    みんなでスタンドバイミー的なプチ家出をした時は、男の子っていいな~って、羨ましくも思ったし。

    そんで、やっぱ秘密基地にエロ本っていうのは、少年もののお約束なんですかね。

    (2003年 日本)

  • そういえばずいぶん前になりますが、ずっと見たかった「バーバー吉野」を見ました。「かもめ食堂」の萩上直子監督の1作目です。

    友人に勧められて見たのだけど、これがよかった……!子供はかならず『吉野刈り』という髪型をしないといけない田舎のとある町に、東京から茶髪の小学生が転校して来たことに始まる子供たちの闘争の日々の話。淡々としたコミカル、日常のシュール、ささやかで重大な決戦。「かもめ食堂」もとても素晴らしかったのですが、もしかしたらこちらの方が好きかもしれない。それくらい子供たちが真剣でありふれてて滑稽で素晴らしかったなあ。あたりまえだと思っていたことが崩壊する、従属していた『自我』が親から離れて自分のものになる、誰もが通って来たブレイクスルー。

    「おれたちだって格好よくなりたいんだ……!!」

    なんという魂の叫びでしょう。なんて真剣であたりまえでなかなか言葉にできない本音でしょう。ブラボー小学生。ブラボー友情。ブラボーかっこわるかった俺たち。見終わったあと素晴らしく爽やかでにこにこしてしまう。小学生のころって格好悪くて真剣で毎日がめくるめいてて、そして闘っていたよね、こんなふうに。

    (別のブログに書いてたの転載)

  • 演技が臭かったけど(笑)、面白可愛かった。

    荻上さんは風景の使い方とか、キャラクタの分担の仕方とか、コミカルな中に当たり前のものをふっと置くのがうまいよなあ、と毎回思います。
    そしてもたいまさこ若い!(笑)
    今なんかすんごい独特なオーラを出す人だけど、この頃もなかなか味のある演技をする人なんだなあ、と面白く観れました。

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著者プロフィール

荻上直子(おぎがみ・なおこ)
1972年、千葉県生まれ。映画監督、脚本家。千葉大学工学部画像工学科卒業。1994年に渡米し、南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学び、2000年に帰国。2004年に劇場デビュー作「バーバー吉野」でベルリン映画祭児童映画部門特別賞受賞、2017年に「彼らが本気で編むときは、」で日本初のベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞など、受賞多数。他の監督作に「恋は五・七・五!」「かもめ食堂」「めがね」「トイレット」、著書に『モリオ』がある。

「2021年 『川っぺりムコリッタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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