レインメーカー [DVD]

監督 : フランシス・フォード・コッポラ 
出演 : マット・デイモン 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.54
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102036737

感想・レビュー・書評

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  • 巨悪に庶民が勝つというところでは、非常にわかりやすく爽快感あるストーリー。陪審員裁判にありがちな感情に訴えるだけの法廷シーンはあまり見られず、証拠を積み重ねて勝利に導くというロジカルな展開もよい。

    法廷ミステリーとしては上等な部類。ただ自分にとっては、法廷ミステリーというより社会派映画かな。これはアメリカ社会の「病理」を描いた映画ですよ。

    アメリカには公的な健康保険制度がないと知ったのは「ジョン・Q」でしたが、この映画のほうが早かったのだなぁ。この映画に登場する保険業者はひどいものですが、これはやはり制度の問題だろうなぁ。

    映画として気になるのは、夫からDVを受けるクレア・デインズのシーンとのつながりがイマイチなところくらい。ミッキー・ローク、ダニー・デヴィート、ロイ・シャイダーといった脇役の芝居もよいです。

  • 法廷ものとしてなかなか面白かったです。マット・デイモン、本当に色んな役をこなせますね。素晴らしい。
    内容が保険会社を訴える裁判だったので、保険会社のダークサイドに嫌気がさして退社した私はかなりのめり込んで見ちゃいました。一歩世の中にでればどこもかしこも泥沼だってことは分かってるけど、それでもこの正義感たっぷりの弁護士を応援しちゃうのは、そういう曲がらない強さに憧れるからなんだろうね。ドロドロとした中にも救いがあって、気持ち良く見れました。

  • フランシス・フォード・コッポラのイメージとは違っていた。よっぽど、保険会社が嫌いだったに違いない。あと、弁護士も。

  • 今日は雨で体調もあんまり回復してなかったんで、またゆっくり映画観てました。
    雨にちなんで?「レインメーカー」。

    新米の正義感に溢れた弁護士がでっかい組織に抱えられてうまい汁吸ってる連中をやっつける話。

    監督: フランシス・フォード・コッポラ
    出演: マット・デイモン / クレア・デーンズ / ジョン・ボイト / ダニー・グローバー / ダニー・デビート

    なんか、最近自分の会社の新人と飲んだりしたせいもあって、自分が新人の頃を思い出したりしてました。
    あの頃から比べたら、俺も成長したと思ってるけど忘れちゃった部分もあるのかな。
    わからなくなっちゃった部分もあるのかな。

    でも、少なくとも俺は弱い立場の人たちを食い物にしたりは絶対にしてない。
    そりゃ勇み足っつーか仕事でやらかすこともたまにあるけど、でも悪気があってやったりとか故意に失敗したり遅らせたりなんかしたことはない。もちろん、他人の足を引っ張ろうなんて考えたことなんかない。

    これからもそれは大事にしていきたいし、そうした上で仕事きっちりやって、それ以上の信頼だったり評価だったり経験値だったりを積み重ねていけたら、いいなと思います。

    初心に立ち返るにはいい作品じゃないかなと。

    俺もレインメーカーになってやるぞ!

  • おススメ

  • あのコッポラにしては雑な印象。予定調和的ですべてが作り物に見えすぎて。あんな若造の弁護士がこんなこと出来るか?、しかも正当防衛とはいえ弁護する妻の夫を暴行して知らん顔?ありえへん。しかし、ジョン・ボイトとダニー・デビートは流石の演技で魅了された。

  • 法廷モノでは「情婦」に勝るとも劣らない秀逸な作品だと私は思ったなり。

  • フランシス・F・コッポラ監督作ということで構えて観てしまったが、割とストレートに話が進んで楽しめた。マット・デイモンが役にピッタリで、クレア・デーンズもかわいく、周囲の大人たちも良かった。

  • クソ保険会社のいじわる弁護士も昔は理想に燃えてたマッドデイモンみたいな時期があったのかな?絶対昔から性格悪いやろと思ったけど。

  • これ、コッポラだったんだ。原作は原書で読んでとっても面白かった。しかし、マット・デーモンだらけだな世の中。

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著者プロフィール

これまで六つのアカデミー賞を獲得。代表作として主に『ゴッドファーザー』3部作と『地獄の黙示録』の監督として知られる。1939年、デトロイト州に生まれ、ニューヨーク州クイーンズで育つ。幼少期にポリオ麻痺に感染し、その治療期間に物語を書くこと、そして玩具として与えられた映画投影機に没頭し、映画製作への興味を育んだ。
 ホフストラ大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で演劇と映画を学びつつ、短編小説や戯曲を執筆(コッポラ自身は己のキャリアの発端を「作家」であると見做している)。1970年、『パットン大戦車軍団』の脚本家としてオスカーを受賞、1970年代には『ゴッドファーザー』、『ゴッドファーザー PARTⅡ』、『アメリカン・グラフィティ』、『カンバセーション…盗聴…』、そして『地獄の黙示録』などの作品で監督・脚本・製作を手がけた。その間に、カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを2回、アカデミー賞では計12回のノミネートのうち5回の受賞を果たし、フィルムメイカーとして、その10年間は史上かつていない成功を成し遂げたことは疑い得ない。
 コッポラはまた35年にわたり、ナパ・バレーとソノマ・バレーにてワイナリーを経営し、ワイン生産を手がけていることでも広く知られている。その他のビジネス領域では、中米、アルゼンチン、イタリアでの豪華リゾート経営のほか、受賞実績もある短編小説を中心にした文芸誌『ゾエトロープ:オールストーリー』の発刊を手がけている。現在は、劇場、映画、テレビを組み合わせた「ライブ・シネマ」と呼ばれる新しい形式での芸術に取り組み、この新しいメディウムにおける脚本の執筆を続けている。

「2018年 『フランシス・フォード・コッポラ、映画を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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