小林賢太郎プロデュース公演「LENS」 [DVD]

出演 : 小林賢太郎  大森南朋  片桐仁  平田敦子 
制作 : 小林賢太郎 
  • ポニーキャニオン
4.03
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本棚登録 : 586
感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013935501

感想・レビュー・書評

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  • 図書館から大量の書物が盗まれた。心霊現象の噂もでてきて、事件の真相に迫る5人の男たちの物語。

    伏線の回収の仕方が美しい。。
    いろんな出来事が実はオチにつながってたという。
    また、ところどころで垣間見えるアドリブも笑いを誘われる。

    Sweet7も観ましたが、それよりこっちの方が好きです。ちょっと昔の雰囲気もなんかいい感じ。最後に特典映像があるのも良いと思います。

  • 小林賢太郎×大森南朋ふたたび。
    KKP公演4作目は、椎名林檎の短篇キネマ「百式眼鏡」の前日譚として
    天城・駒形の出逢いの事件を描いたミステリ劇。


    美しい絵巻物のようだった百式眼鏡に対して
    こちらはKKPらしい男だらけの喜劇です。
    キャラクター達も、上手く本家へのブリッジになる形で肉付けが施されていて
    それぞれがふくよかに、愛らしくなっている印象。

    大正浪漫全開の世界観の中
    袴で書生で童貞な天城の存在がひたすらにズルいです。
    イノセントだけど小賢しくて、常に他人より5mmズレている感じとか
    出過ぎず、遠慮し過ぎず、抜群の自作自演のバランスだと思います。
    コミカルに徹する大森南朋さんも
    小ネズミみたいな反射能力の西沢さんも
    ぽっけにキャラメルをねじ込み続ける久ヶ沢アニキも
    みんな安定感があって華やかー。

    ミステリものとしての食べ応えはやや軽めだけれど
    コント屋さんのミステリ劇と捉えればとても楽しいです。
    既存の作品を解体・引用して再構築したり
    ある専門分野を捕まえて、良い意味で「それっぽいもの」を作ってみせることに
    やはり長けた人だなあと思いました。

  • KKP作品。
    百色眼鏡の天城探偵が図書館で起きる謎の事件に挑む話。

  • 椎名林檎繋がりで。
    これで小林賢太郎が好きになりました。序盤からずっと目が離せないし登場するキャラクター全員が魅力的。
    KKPシリーズで一番好きです。

  • 椎名林檎の短編キネマ『百色眼鏡』に繋がるという作品らしい。
    大正時代の話というのも納得できる。

    今作はKKP4作目だが、相変わらずコバケンの世界観・細部までの作りこみには脱帽する。
    思わず「これが天才というものか」と感じてしまった。

    本作は推理ミステリーの内容となっているが、実に見応えがあり、この作品を小説にして欲しいくらいだ。
    というか、コバケンなら小説を書けるのではないだろうか。
    俳人の祖父を持つコバケンならではの言葉廻しで独特な文調が描く事が出来ると思う。

    作中での微妙な言葉選びが後半になって判明したり、最後の最後にまで謎が残るという終始満足出来る作品だった。

  • 本当にツボな作品。
    世界観、音楽、キャスト、キャラ設定、伏線が素晴らしい。

    小林さんの作り出す、驚きと笑いと感動のある独特なエンターテイメント
    鮮やかだな、と感じる。
    一度ハマったら抜け出せないよなぁ。

  • 小林賢太郎が!大正ロマンで!冴えない文学書生で!でも実は天才で!探偵で!相方の刑事はで大森南朋で!音楽は椎名林檎林檎!

    要素だけ羅列したらホイホイすぎて目眩がしそう
    劇として面白いかといわれると……ううーん

    関係ないけどタイバニ脚本の西田さんが出ててびっくりしました

  • テンポ良い展開と推理小説のような物語。どのキャラも面白い。

  • 伏線回収が本当に気持ちいい。賢太郎さんが可愛いです。ここから百色眼鏡に繋がるんですね。

  • KKP初のミステリーもの。
    椎名林檎さんの短篇キネマ「百色眼鏡」とリンクしていたり、大森南朋さんが出ていたりとこれまでのKKPよりも少し豪華な雰囲気。
    ストーリーはわかりやすいです。わかりやすい分、小林賢太郎作品好きにはちょっぴり物足りなく感じるかも。
    登場人物たちのキャラクターがそれぞれかわいらしくて好きです。

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著者プロフィール

1973年4月17日生まれ。神奈川県横浜市出身。多摩美術大学卒。舞台、映像など、エンターテインメント作品の企画、脚本、演出をてがける。また、小説、絵本、漫画などの執筆もおこなう。絵本作品には、『うるうのもり』(講談社)、翻訳を担当した「オレ、カエルやめるや」シリーズ(マイクロマガジン社)がある。

「2023年 『カキワリの劇場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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