早春 [DVD]

監督 : 小津安二郎 
出演 : 池部良  淡島千景  岸恵子  高橋貞二  笠智衆  山村聡 
  • 松竹 (2005年8月27日発売)
3.54
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105027565

感想・レビュー・書評

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  • 心ここにあらずなサラリー生活、しかし不倫のスリルの先にあったのは安定の崩落。組織への順従を口では拒絶しながら、安っぽい人道を唱えるダブスタな人々。若くして亡くなった同僚すら羨ましいとすら思える、日々を生きることの不安感。袋小路で出口のない(広い意味で)現代的な人生を切り開くというのは至難ですね。やはり家の中がとてもキレイに映っています。

  • OZ BEST!!!

  • 映画的な小説や漫画ってあるけど小津さんの映画は小説的な感じがする。特別面白いってわけじゃないんだけどとにかく雰囲気が最高に良い。これが映画ですっていう安心感がある。
    これは不倫の話でわりと暗かったけれど、キンギョを問いつめる同僚の男たちの馬鹿さ加減がかわいらしかった。人物描写もいいんだよなあ。実家のお母さんとか。

  • 「取り返しがつかなくなってからは遅いんだよ」とかさ、こういう時期に映画とか本とか見てると、逐一センチメンタルが襲ってきて、いやになるな。淡島千景の凛とした感じは好きです。ググって今の写真見ると年取るのっていやだなって思いますが。。。(06/5/25)

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著者プロフィール

1903年東京深川に生まれる。1923年、松竹キネマ蒲田撮影所に撮影部助手として入社。大久保忠素組の助監督を経て1927年、時代劇『懺悔の刃』で監督デビュー。以来1962年公開の『秋刀魚の味』まで、全54作品でメガホンをとり、サイレント、トーキー、モノクロ、カラーそれぞれのフィルムに匠の技を焼き付けた。1963年腮源性癌腫により死去。1958年紫綬褒章受章、1959年芸術院賞受賞、1962年芸術院会員。作品『生れてはみたけれど』(1931)、『出来ごころ』(1933。以上、松竹蒲田)、『戸田家の兄妹』(1941)、『晩春』(1949、芸術祭文部大臣賞)、『麦秋』(1951、芸術祭文部大臣賞)、『東京物語』(1953、芸術祭文部大臣賞、ロンドン映画祭サザランド賞、アドルフ・ズーカー賞)、『早春』(1956)、『東京暮色』(1957)、『彼岸花』(1958、芸術祭文部大臣賞)、『秋日和』(1960、芸術選奨文部大臣賞。以上、松竹大船)、『宗方姉妹』(新東宝、1950)、『浮草』(大映、1959)、『小早川家の秋』(宝塚作品、1961)ほか。

「2020年 『小津安二郎「東京物語」ほか【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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