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- / ISBN・EAN: 4527427634497
感想・レビュー・書評
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暴力的で無軌道で如何にもな序盤に鼻白むも、進んでいくうちにクォン・サンウとユ・ジテの魅力に引き込まれ、見事な敵役のソン・ビョンホの魅力も相俟って、絶妙なアウトロー感に最後まで浸れる。まあ狙ってるんだろうが全体的に臭みも目立つので評価4で。
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結局暴力に屈して暴力に訴える結末はなんとも。
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凶悪犯罪を捜査する刑事とエリート検事が社会の裏を追求する。
それぞれの登場人物が裏でさびしさを抱えながら、目的を果たす為に手段を選ばず、どんどん闇へと進んでいきます。
現実の社会にも少なからずおこっていそうで考えさせられるし、少し怖いです。
終盤バスの中で、不器用な刑事が想いを寄せている女性に見せる愛情表現もせつない。 -
こんな風に死ねれば本望かもしれない!早い人生を駆け抜けるのであれば早死にでもこんな風に終えたい!と思わせてくれた映画があります。主演はクォン・サンウ。エンディングで赤いレーザーの焦点が彼の体に集まっていくシーンはなんともいえない。信念を貫き、未完のまま終えた人生かもしれないが彼の脳裏には満足と後悔どちらも残ったんではないでしょうか?
「美しき野獣」
こんな最後でどこが本望なのと聞かれればそれまでかもしれないけど、最後まで信念を曲げずに生きられるって早々に無いですよね。悲しい結末ではあるが、サンウは残されたユ・ジテに思いを託し満足したのではないでしょうか?
どうしても正義が破れ小悪党や悪党達が幅を利かせる現代社会をリアルに描いた作品だと思います。
ちなみにこの作品は大好きで、すでに5回は観ています♪ -
暗い。ラストに向けて一筋でも希望の光が見えるかと思いきや・・・ますます闇に落ちてゆく。
この暗さと、目を覆うようなシーンの多さに、見おわってすぐは、とにかくやるせない気持ちばかりが先にたって、かなり沈んだ。
けど次第に、監督がこの作品で叫びたかった思いというか怒りというか、何かじわじわと、フツフツと、私のお腹の辺りに静かに広がってきた感じ。
確かに・・・己の声に衝き動かされる野獣たち・・・哀しくて美しすぎるよ。
私の中の野性のカケラまでもが呼び覚まされる感触。 -
バイオレンスで怖かったけどおもしろかった。
良い作品だと思った。
野獣っていう感じもした。
ただ韓国人の名前と顔、覚えられず、ハードル高かった。 -
2006年観賞 ユ・ジテがかっこよかったじょ。
サンウはこの作品が一番いい。 -
字幕で観ました〜。
別に韓流にハマっているわけではないんですけども(笑)
最初から「楽しいはなしじゃないんだろうな…」とは思ってましたけど、
やっぱり切ないおはなしですたね・・・。
アクションのシーンもけっこう多いし、
警察vsやくざとゆーことで怖いシーンも(;つД`)
けどワタシ的にはけっこうすきでしたね〜。
なんでこんなやつが・・・!!という怒りもあった、
やくざのボスに対してね。
最後がほんとにせつないんだけど、
いい映画だったなーと思いますた。 -
本人は嫌がってたけど、
最後までただのチンピラにしか見えなかった、
クォン・サンウ。
もっと無精ひげっぽい感じの方が、
かっこよかったんじゃないかなぁ。
あの上唇の上だけって髭が、
どうもチンピラ。
事件の解決の仕方も、
「え、そうなんだ?結局そうなの?」て感じで
ちょっとがっかり。
でも、法的にちゃんと解決して大団円!てなると、
ハリウッド的な終わり方だから、
アジア映画としては、
あれでよかったのかな・・・とも。
でもすっきりしない終わり方でした。
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原題はただの「野獣」で雑な感じだけど硬派な映画だった。クォン・サンウが不潔で鈍くて、すぐ暴れて泣いて喚くという四重苦の無法者デカ役を熱演している。韓国の男優は率先して汚れ役を演じる傾向にあるような気がした。