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- / ISBN・EAN: 4907953015968
感想・レビュー・書評
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『桐島』好きの人にはお薦めの映画。
10数年ぶりに観ました。
当時、『ロード・オブ・ザ・リング』の1本目の公開に併せて
イライジャ・ウッドってことで地上波放映されてました。
同様に、『シンドラーのリスト』公開時に『ダークマン』が地上波でやってたんすよ。
どちらも「怖い・ガイジン」ことリーアム兄さんだから。
こういうの面白いっすよねえw
『ダークマン』も『パラサイト』も発掘良品に入ってて大爆笑。
この『パラサイト』と『プラネット・テラー』は
ロドリゲス監督のジョン・カーペンターイズムを一番感じますねー。
カーペンター御大の後継者はこの人しかおらんやろう、と。
ホラー映画は詳しくないんだけど、『桐島』を観てから
ホラー映画とスクールカーストの親和性っていつからだろう?って考えてまして。
それを知ったのは『スクリーム』とかなんですよね。
いまだに観てないですけど、友達に聴くところによると
『スクリーム』って確かそこらへんのパロディだったはず。
だいたいジョック=アメフト部とクイーンビー=チアリーダーから
ホラー映画では惨殺されてくっていうw
昔の映画で言うと、
『悪魔のいけにえ』はヒッピー風若者集団。
『キャリー』はいじめで今のスクールカーストものに非常に近い。
『13日の金曜日』はちゃんと観てなくて
『エルム街の悪夢』も同様、イケてる軍団が惨殺される話。
『ブロブ』はアメフト部とチアリーダーと不良等々出てくるんだけど、
キャラクターの役割の配分(ロールプレイ)のみなので
スクールカーストものとしてはあまり機能していない。
そういう流れ、伝統の上での『スクリーム』だったわけですが
これ、監督は『エルム街の悪夢』のウェス・クレイヴンでした。
で、『スクリーム』と『ラストサマー』の脚本家のケヴィン・ウィリアムソンが
この『パラサイト』の脚本もやってるんで
『スクリーム』と『パラサイト』は兄弟みたいな作品ですねー。
どっちもディメンション・ワインスタインカンパニーだし。
そんなわけで、この『パラサイト』は
スクールカーストものとホラー映画がきっちりと融合されてます。
なので『桐島』の先行作品としてはこういうのがありましたよ、ってことで。
あとはキャストがものすごいです。
イライジャ君とジョシュ・ハートネットは別として
(このふたりは『シン・シティ』でロドリゲス組として再共演)
クレア・デュバル→『ゴースト・オブ・マーズ』
パイパー・ローリー→『キャリー』『ツイン・ピークス』
ロバート・パトリック→T-1000、『フロム・ダスク・ティル・ドーン2』
サルマ・ハエック→地獄のサンタニコ
そして、ファムケ・ヤンセンはこういう役をするとなんでこんなにハマるのかと・・・
『X-MEN』の3作目とかね、この役の流れですよね。
ロバート・パトリックも出てるけど、別の先生で
エドワード・ファーロング先生ってのがいるんだけど
なんでこんなにT2なんでしょうね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「午後のロードショー」にて。また「盗まれた街」かぁ。人気あるなぁ。「外見からは全くわからないエイリアン」という設定がいかにサスペンスで使い勝手がいいかということですね。
ストーリーはかなりご都合主義的ですが、青春ホラーとしてはまずまず面白いです。まだ売れる前のイライジャ・ウッドやジョシュ・ハートネットが初々しいですね(みんな垢抜けない)。ターミネーター2のT-1000役でおなじみのロバート・パトリックは宇宙人役がなんと似合うことか。
エイリアンが体育館のロールバックチェアに潰されるシーンが斬新(笑) ラストでかかるのがオアシスの「Stay Young」というのも渋い。 -
オハイオ州の田舎町。フットボールだけが盛んな町のハイスクールを突然、謎の生命体が“侵略”する。優等生だが内気なケイシー(イライジャ・ウッド)がグラウンドで見つけた“それ”は、フットボールのコーチ、ウィリス(ロバート・パトリック)をはじめ、中年女教師オルソン(バイパー・ローリー)、校長(ベベ・ニューワース)、生徒指導のバーク(ファムケ・ヤンセン)、生物教師ファーロング(ジョン・スチュワート)、保健室のハーパー(サルマ・ハエック)らに寄生し、彼らを変容させてしまう。
ケイシーと彼が思いを寄せる新聞部部長のデライラ(ジューダナ・ブリュースター)は、大量の水を摂取し、目付きや行動がおかしくなった教師たちの変化を最初に発見。
彼らは生徒たちを次々に呼び出し、またたくまにほぼ全生徒に寄生を完了させてしまった。彼らの監視の目を縫って、運よく彼らの魔手を逃れたのは、ケイシー、デライラ、彼女の恋人でフットボールのエース、スタン(ショーン・ヘイトシー)、SFオタクで孤独癖のあるストークリー(クレア・デュヴァル)、転校生のメアリーベス(ローラ・ハリス)、優秀な頭脳を持ちながら自家製のヤクを売ったりする不良のジーク(ジョシュ・ハートネット)の6人だけだった。
彼らはそれが水分がなくては生きられない弱点があることを知って、シークがヤクと称してつくっていた利尿作用のあるカフェインを武器にそれに立ち向かおうとする。
彼らはそれの親玉を倒せば生命体全体が死滅し、寄生された人間も元に戻るかもしれないという望みを抱いていた。フットボール場に詰めかけた町の全住人の間から親玉を探そうとする6人だが、彼ら自身が実はすでに寄生されているかもしれないという疑念をお互いに抱いているのでいさかいが絶えない。
かくして6人は、正体も目的も不明なまったく謎の恐怖の生命体相手に無謀にも戦いを挑んでいくのであった。
スクリームの脚本家だけにリアリティのある学園生活や思春期の葛藤(オタクや不良のクラスに居場所のないやるせない孤独さなど)がリアルに描かれ、エイリアンに立ち向かうのが、イライジャ・ウッド演じるいじめられっ子でオタクやジョシュ・ハートネット演じる頭の切れる不良やクレア・デュバル演じるSFオタクでゴス系の孤独な女の子なのが意外で面白いし、エイリアンは高校生の孤独さにつけ込んで乗っ取っていくところがスリリングです。エイリアンのボスの意外な正体が驚かされます。
SF映画(ボディ・スナッチャーや盗まれた街など)のパロディや引用も面白いし、エイリアンの弱点もひねっていて、面白いです。エイリアンのボスの正体には、驚きました。 -
SF学園ホラーものは『ファイナルデスティネーション』とかも結構好き。★は思い出補正で若干甘くなっている。チェリー味のゴムってのは地上波で観てかなり印象に残ってた。ジョシュ・ハートネットの役どころは一時期の窪塚洋介と被る。
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テレビ吹き替え鑑賞
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パラサイトされてるのは誰か?という緊張感とドキドキ感が後々まで続いてるのがいい。展開にすっかり引き込まれていたので、正体判明はあっと驚いた~!
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青春モンスターパニックの傑作。
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古い映画だけど結構テレビでやるし、毎度見てる。これでジョシュハートネットとジョーダナブリュースターが好きになった!
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グロテスクな造形のクリーチャー、次々と消えていく仲間、追い詰められる絶望感、そして時折混じるシュールさ...
すごく…B級です……
とはいえ何だかんだ言って面白いので、人に薦めやすいB級映画だと思う。
アンニュイな雰囲気を纏いつつもまだ幼さの残るジョシュがカッコカワイイ。 -
ジョシュ・ハートネットさんといえばこれでしょう。
B級モンスターもの、それでいいじゃないですか。わらいもあり戦闘もあり、サクサクみれます。