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- / ISBN・EAN: 4582131180906
感想・レビュー・書評
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ゾンビ映画の創始者、巨匠ジョージ・A・ロメロ監督による決定版、という触れ込みだけど、この監督の映画を見るのははじめてでした。
ゾンビ映画というのは怖い映画かと思っていたけれど、そうでもないんですね。
グロテスクはグロテスクだけど、目を背けるほどのことはない。
もちろん現実にそんなシーン見たら卒倒ものですけど、まあ映画ですから。
人間を食べるシーンが多数あるんだけど、日本の生け簀料理のほうがショッキング。監督にその知識があったなら、もっとグロテスクなシーンを思いついたんじゃないでしょうか。
死体の口から手を突っ込んで、内蔵を引っ張り出して食べてしまうというシーンがあったけど、まだまだ甘い。
アンコウをまるごと料理するときは、鍵を口にひっかけて皮をはいでから徐々に解体していくんだけど、そういう調理法なんかが参考になるんじゃないかしら。
福岡では「白魚の躍り喰い」といって、生きている白魚(メダカぐらいの大きさ)のぴちぴちした感触を口の中で楽しむという高級料理があるけれど、ずいぶん昔、四国からのお客さんを招待したとき、おそるおそる箸をつけてたけど、美味しかったのかしら。
一口か二口でやめていたような気がします。
もちろん私たちが残らず平らげましたけど。
面白いから今度韓国や中国からお客さんがきたら、この料理に招待してみるのも良いかも知れないなあ。
とはいっても、釜山のジャガルチ市場の鮮魚の種類の豊富さからすると、韓国の人は案外平気かもしれない。かなりグロい形状のものを食べてたし(それがまた美味しいんですね。お腹壊したけど)。
中国人は椅子と飛行機以外なんでも食べるというし。
ホラーやスプラッターものに不可欠な残虐なシーンを撮影するためには、相当タフな神経がいると思うけれども、どうなんでしょう。やっぱり、そういうのが好きなんでしょうね。
映画自体は、物語の背景としてゾンビの生態が描かれており、人間に焦点が向けられてるんで、そういう意味ではふつうのハリウッド系娯楽映画。
ゾンビ創造のオリジナリティーはこの監督にあるんでしょうけど、バイオハザードやドーン・オブ・ザ・デッドと同じ系統の、アクション系SFホラー映画というのかな。
主人公のサイモン・ベイカーは甘い二枚目でカッコいいですね。
スラック役のアーシア・アルジェント、なかなか魅力的でした。
こういう顔立ちの女性は日本人にもいるなあ。
けっして美人ではないけど。
というかどちらかというとブスの部類ではないかと…。
私は好きなんですけどね(趣味が変かなあ)。
映画のつくりは結構適当。
ゾンビ側のリーダーである黒人ガソリンスタンドマンとか、ナタを持ったオジサンとか、口が裂けた若い女性とかはずっと群衆の先頭を歩いているけれども、あれだけ機銃の乱射を浴びても、この人たち(?)だけには当たらないのは、なんとも。
この種の映画は「ドーン・オブ・ザ・デッド」が初めてだったのですが、衝撃度、完成度とも、そちらの方が上。
でも、その「ドーン・オブ・ザ・デッド」は、ロメロ監督の「ゾンビ」のリメイクなんだって。
ふーむ。ではそっちの映画も観てみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロメロゾンビのお食事シーンはとてもスキなので、今回も楽しませていただきました。容姿もなかなかかわいいですし、腐ってどろどろのゾンビもいます。
頭部を破壊されない限り稼動を続けるゾンビが、少しばかり自我と知恵を付けたらどうなるか…というお話。ダリオ監督の娘さん、格好いい役で出てました。 -
ゾンビは消費者の象徴だと言われてきました。では30年の時を経て知恵を持ったゾンビとはなんなのでしょうか?
同時期に見た日本のアニメ「東のエデン」におけるショッピングモールと2万人のニートの描写はゾンビ映画に対するオマージュであると共に世代間闘争の新しい形でもあります。
結局日本の王様になることで物語のピリオドを打つ事になる東のエデンの主人公滝沢朗の姿はランドオブザデッドにおけるゾンビのリーダービッグダディの姿に重なりました。
結局のところこの社会の生き難さは依然として、世代間、富める者とそうでないものの間に流れる暗い奔流として流れ続けています。
ラストの行き場を無くしたゾンビの群れは祭りの後の寂しさにも似てこの時代(2000年代)の象徴になるはずだったのかも知れません。
ですが、ゾンビにそんな記号的な意味まで持たせちゃっても良いのかなー。ゾンビに哀切を感じるのはオタク男子の妄想のような気もしますね。 -
(2005/08/27公開 原題:LAND OF THE DEAD)
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なんとも微妙なサイモン・ベイカーを主演に迎え共演にデニス・ホッパーと期待は大きかったんでしょうね~ジョージ・A・ロメロ監督は!1978年の「ゾンビ」でゾンビ映画の巨匠としての地位を得て、ひたすら撮るのはホラー映画。昔の恐怖を思い出して購入してみたのですが、やはり戦慄は覚えませんね~
「ランド・オブ・ザ・デッド」
ストーリーは今時なんですけど、怖さがまるでなく20年前と大差ないような気がします。メイクが進歩しただけで今となっては笑いが出そうですね~
調べてみるとゾンビにも名前があるんですね~「ブレイド」「ナンバー9」「ビッグ・ダディ」それにこれって南下定番のような気がするんですけど、エプロン姿で肉切り包丁を持ったゾンビに「ブッチャー」www
希望としてはデニス・ホッパーがもうちょっと凄惨的に死んでもよかったんじゃないかなぁ~ってwww -
映画館で見ました。
とことんグロかったです。
首は飛ぶわ、内臓出るわで。
『ドーン・オブ・ザ・デッド』のゾンビは、運動神経抜群で、全速力で追っかけてくるけど、団結はできない。
この『ランド・オブ・ザ・デッド』のゾンビは、めちゃくちゃノロイんだけど(本来のゾンビの姿かも。)、団結してきます。
どっちが恐いかなぁ。
殺された仲間のために立ち上がり、団結するゾンビって、意志があるもん。目的もあるし。こっちん方が恐いかもって思ってしまった。
街の雰囲気(そこに住んでる人も含め。)が面白かった。
ゾンビものってゾンビにおびえて暮らしてるってイメージがあったんだけどなぁ・・・違った。
街は荒廃しきってたけどね、でも、人間はゾンビを全く恐れてない。普通に生活してるの。
それは、きっと、ゾンビは頭が悪いし、自分たちの生活領域には入ってこれないっていう、変な自信があったからだと思うけど。
それが、壊された時、恐怖が何倍にもなるんだろうね。パニックになってる襲われてる人間がすごく可哀想に見えたな。
主人公とゾンビの戦いってのはあまりなかったかも。
あったんだけど、それよりゾンビに襲われる武器を持たない人間ってのの描写が、まぁ、すごくて・・・だから、最初に出た感想が『残酷・・・』ってのになっちゃうんだろうな。
ラストも面白かった。さすが、意志持つ、団結のできるゾンビだなと。 -
特殊メイクの技術が格段に上がっている!内容はともかくテンション上がる!
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もうゾンビはたくさんです。
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ゾンビ同士がお喋りしたり、皆で大行進する所がかわいいです。
バイオのゾンビよりもこっちの方が圧倒的に容姿や動きが怖い。
オーバーだけど個人的にあのグロさはちょうど良いですね。
あの終わり方は皆のその後がすごく気になります。 -
ヒドイ(笑)兎に角ヒドイ。比較的新しいゾンビもののはずなのに、ゾンビが安っぽい。カテゴリはホラーですが、ちょっと笑けてきます。
でもB級好きにはたまらないかもしれませんので、ゆるい気分の時にどうぞ★