ゾンビは消費者の象徴だと言われてきました。では30年の時を経て知恵を持ったゾンビとはなんなのでしょうか?
同時期に見た日本のアニメ「東のエデン」におけるショッピングモールと2万人のニートの描写はゾンビ映画に対するオマージュであると共に世代間闘争の新しい形でもあります。
結局日本の王様になることで物語のピリオドを打つ事になる東のエデンの主人公滝沢朗の姿はランドオブザデッドにおけるゾンビのリーダービッグダディの姿に重なりました。
結局のところこの社会の生き難さは依然として、世代間、富める者とそうでないものの間に流れる暗い奔流として流れ続けています。
ラストの行き場を無くしたゾンビの群れは祭りの後の寂しさにも似てこの時代(2000年代)の象徴になるはずだったのかも知れません。
ですが、ゾンビにそんな記号的な意味まで持たせちゃっても良いのかなー。ゾンビに哀切を感じるのはオタク男子の妄想のような気もしますね。
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- 感想投稿日 : 2014年10月27日
- 読了日 : 2014年10月27日
- 本棚登録日 : 2014年10月27日
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