- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4933364611345
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント1件をすべて表示
-
chikachanさんこんにちわ。5552さんも「ローズ・イン・タイドランド」観てらっしゃったんですね。私も好きですこの映画。けっして明るい映画ではないのにラスト...こんにちわ。5552さんも「ローズ・イン・タイドランド」観てらっしゃったんですね。私も好きですこの映画。けっして明るい映画ではないのにラストの爽快感。。。忘れられません。またお邪魔します(^_^)2017/12/25
-
-
TIDELAND
2005年 イギリス+カナダ
監督:テリー・ギリアム
出演:ジョデル・フェルランド ジェフ・ブリッジス ジェニファー・ティリー
テリー・ギリアム版「不思議の国のアリス」ということで、もっとファンタスティックなものを想像していたのですけども。これは……正直、怖かった。見た目のグロテスクさとか、凄惨な殺人とか、そういうホラー映画的な怖さじゃなくて、精神的に追い詰められる感じの怖さでもなくて、なんだろう、ローズという女の子の、存在が怖い。なんていうか、末恐ろしい。こんな頭のおかしい子(差別的な意味ではなく)が、この先どうやって生きていくんだろうっていう怖さであり、この子をこの世界に存続させることの怖さをひしひしと感じてしまいました。ちょっとずつ頭のおかしい大人たちの中で、狂気に蝕まれていることにさえ気づけない。それに適応してしまうしたたかさが怖い。
それにしてもジェライザ=ローズ役のジョデルちゃんは、見た目の愛らしさは一級品です!テリーギリアムも絶賛してましたけど、この年でよくこの芝居ができるなってくらいの名演技。というか小悪魔っぷり。妄想を糧に生きる少女の孤独とたくましさ、同時に大人の女性にも引けをとらない娼婦のような媚態。首だけの人形を友達に、その4役も同時にこなしてるのもすごいです。この子なくしてこの映画はなかったでしょうね。すんごい怖かったけど、テリー・ギリアム的世界観満載で、映画としては大好きです。
(2006.11.27) -
子ども心の、曖昧で不安定でおそろしい所がとてもリアルに思えます。
まちがいなく現実にしかいないのに、現実とファンタジーとを行き来するような気分になる…という感覚は、美しくも、醜くも語ることができます。
子どもの世界を考えさせられたり、大人の観点で見て悲しい思いをしたりするかもしれない、そんな映画です。
ともかく「すごく哲学」か「胸くそと気味の悪い映画」か好みの分かれる映画だと思います。 -
アリスなんてもんじゃないよ
子ども特有の残酷さ、空想力がシュールに描かれてるかんじ
最初から狂ってる人しかでてこなくて
その世界に慣らされて魅了されて
グロテスクでブラックなシーンも
子ども目線で見ると御祭り騒ぎだったり
さいごにやっと 普通の人がでてきて
でもそのオレンジくれた一般人とローズとの意識の差
今までの狂ってた現実にぞくぞく
ローズ役の子 演技うますぎ 可愛すぎ -
うーん、なるほど。
初テリー・ギリアム。
ファンタジーっちゃファンタジーやけど現実に根ざしてる分、
ティム・バートンより悪趣味な印象…。
個人的にはそんなに惹かれる映像でもなかったし。
ローズがとにかく女ですね。
そこがまた私には気持ち悪かった。
社会と断絶したまま生きるとあんなかんじになりそう。
寝る前に見ちゃったから寝付き悪かったなあ。 -
ずっとこの子はこれからどうなってしまうんだろうってドキドキしながら見てた。まわりは変な人だらけだし、誰も彼女を守ってくれない。でも、ローズは全然、不幸!なんて思っていなさそうだった、自分の空想だけが唯一自分を守る手段だったんだろうなあ。ていうか、この子、すごく色っぽかったよ。女の子じゃなくて、女性だった。あのシーンは。
-
アリスとして観た人にはガッカリな映画だと思う。アリスはモチーフ程度だし、むしろ夢の世界へ逃げようとする可哀想な子供という印象になりがち。
でも女の子の本質を見事に描いてると思う。
性への興味、愛や恋人に対しての憧れ、残酷なまでの好奇心、男の扱い方。
この映画を見て、自分の幼少時代を重ねた人も多いはず。
女子はアリスという概念を捨てて、男子は女をよく知りたい時に観て欲しい作品です。 -
登場人物みんな変。
グロテスクリアルの中で
ローズはきらきらしてた。
映画自体は色んな意味で怖かったし
好きなタイプの映画じゃないけど、
彼女に魅かれてしょうがない。 -
う~ん…これ何?正直難しいというか芸術的な映画作品の中にはまるで主題の理解できないものが存在する。主演は当時10歳のジョデル・フェルランド。10歳でこの色気と思うとぞっとするものがあるが、この作品の中で使う彼女の駆け引きのような色目はあまり好きになれない。
「ローズ・イン・タイドランド」
https://www.youtube.com/watch?v=4pySXc-6GoU
監督は「12モンキーズ」「ブラザーズ・グリム」「Dr.パルナサスの鏡」など鬼才のテリー・ギリアム。やはり難しさを感じる。子供の世界から出たくないのかそれとも…親の死を腐り始めていても受け入れていないのかわからないのか?
しかし最後の、飛行機の墜落現場で新たな人生の一歩を踏み出そうとするときの笑顔が…納得できないなぁ~現代版不思議な国のアリスのようなキャッチフレーズもあったが、理解に苦しんだ作品です -
全然ファンタジーではない。
ちょっと期待してたものとは違う。
子供の危うさがこれでもかってほど誇張されて描かれる。
主演の子が可愛くて演技力あるので見応えはある。
印象に残る画が多い。夢に出てきそうな感じはギリアムぽい。