007 オクトパシー アルティメット・エディション [DVD]

監督 : ジョン・グレン 
出演 : ロジャー・ムーア  ルイ・ジュールダン  モード・アダムス 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.42
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本棚登録 : 42
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142421920

感想・レビュー・書評

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  • ロジャー・ムーア卿への追悼観賞です。過去に何度か観賞した作品でしたが、また楽しむことができました。(^o^)v

    1983年、MGM。製作はアルバート・R・ブロッコリ。監督は007シリーズの中盤を引っ張り、その後を方向づけたジョン・グレン。
    そして、主演はロジャー・ムーア。しかし、この作品への主演には紆余曲折があったようです。前作『ユアー・アイズ・オンリー』の後、経営破綻した製作会社がMGMに買収されるにおよんで、「ジェームズ・ボンド」を降板することになっていたはずが、ショーンコネリーの『ネバー・セイ・ネバー・アゲイン』で主役のジェームズ・ボンドを演じるという話が持ち上がったため、ボンド役を巡ってロジャー・ムーアの取り合いになり、結局、ロジャー・ムーアは本作『オクトパシー』の方で主演することになったといういわくつきの主演作です。
    自分は当時高校生でしたが、ショーン・コネリーの「ジェームズ・ボンド」とロジャー・ムーアの「ジェームズ・ボンド」がガチ勝負しているなあということで話題にもなっていました。
    結局、この『オクトパシー』はロジャー・ムーア007の完成形となり、以降のシリーズの雛型にもなった作品であると思いますので、本作の方を選んで良かったのではないかなと思います。

    今回のボンドガールは『黄金銃を持つ男』に引き続いてのモード・アダムスと、ペンギン衣裳やハーレム衣裳?が眩しいクリスティナ・ウェイボーンです。むふふ。(笑)
    そして、悪役には謎の大富豪カマル・カーン役のルイ・ジュールダンとソ連陸軍の将軍オルロフ役のスティーヴン・バーコフです。スティーヴン・バーコフはこの頃、『ビバリーヒルズ・コップ』や『ランボー2 怒りの脱出』で立て続けに悪役を演じていて、ちょっとした悪役有名人でした。(笑)
    またMは『私を愛したスパイ』で艦隊司令官役だったロバート・ブラウンに交代、それにこの頃、ソ連のゴゴール将軍役のウォルター・ゴテルは常連になっていて今回も登場していました。

    『007』にはクライマックスが3回あると言われていますが、これはジョン・グレン監督の頃くらいからでしょうか。オープニングとラストのちょい前と本当のラストの3回ですね。
    まさしく本作は最初の小型ジェット機のシーンと、核時限爆弾のシーンと、そして最後の空中戦の場面とでくっきり3回あります。
    どれもハラハラドキドキするシーンでそれぞれがクライマックスに違いなく、それぞれ趣向を凝らした演出なので大いに楽しめました。
    それに、前作からのジョン・グレン監督の方針なのかもしれませんが、あまりこれといった秘密兵器は出さず、肉体アクションとスリルで盛り上げるという作りも良かったですね。

    そして、ロジャー・ムーアです。さすがに寄る年波はみえてきていますね。身体のシャープさが失われようとしているのが目に見えるんですよね。しかし、歳は重ねているとはいえ、若い頃の007に比べてダンディーさが増しているのと、所々に挟まれるコメディーの演技も冴えてきていて、逆にオジサンらしく女たらしの方にも説得力があるので(笑)、もう一息がんばってほしいと思いました。(笑)ここまでくると本人は演じるのが辛かったようですが・・・。
    次作『美しき獲物たち』を最後に「007」を勇退するロジャー・ムーアですが、その後もシリーズの顔として活躍したのは嬉しい限りでした。

    シリーズ中盤としてのロジャー・ムーア『007』、そしてロジャー・ムーア=ジェームズ・ボンドの集大成と思える一作です。

    • 淳水堂さん
      こんにちは(^O^)

      オクトパシーは、女性が二人出てきて、こっちと関係が進むのか?と思ったらもう一人とデキてたような(笑)
      でも女性...
      こんにちは(^O^)

      オクトパシーは、女性が二人出てきて、こっちと関係が進むのか?と思ったらもう一人とデキてたような(笑)
      でも女性との関係性はなかなか良かったような記憶。

      「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」とはそんな経緯だったんですね。
      こっちはショーン・コネリーが「私はもう007は演じられない」と嘆いたのを「そんなことは二度と言わないで」ということでその題名になったと聞いたので、ショーン・コネリー最後の意地かと思って観てました。
      2017/06/08
    • mkt99さん
      淳水堂さん、こんにちわ。
      コメントいただきありがとうございます!(^o^)/

      さすが「007」オタクの淳水堂さん!(笑)
      二人の女...
      淳水堂さん、こんにちわ。
      コメントいただきありがとうございます!(^o^)/

      さすが「007」オタクの淳水堂さん!(笑)
      二人の女性を相手にウシウシやっていたところはその通りな感じですね。(^o^)
      ボンドと最初の女性(クリスティナ・ウェイボーン)が寝たのは両者ともに仕事のためでしたが、こんな仕事ならオレにもくれ~。(笑)

      ショーン・コネリーは『007』シリーズの制作者たちとは険悪な関係だったということですので、わざわざ「ジェームズ・ボンド」を演じるなんてそれこそ意地に違いなく、逆に「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」の言葉はアルバート・R・ブロッコリらには相当な皮肉に聞こえたことでしょうね・・・。(^_^;
      ちなみに私は『ネバー・セイ・ネバー・アゲイン』も大好きです。
      特に、ボンドがキム・ベイシンガーをオイル・マッサージするところなんか。むふふ。(笑)
      2017/06/11
  • 前作と路線変更した感じ。アクションもややコミカル。

  • I was going to down grade to 3 STARS since I couldn't become a fan of "two time record holding" Bond Girl, Maud Adams, but decided not to do that because I liked Vijay, who was an Indian secret service uses a tennis racket as a weapon. It was fun to know that his real world name is also Vijay Amritraj and he was a ranking tennis player at that time with his highest record was 16th!!!

    When we think about the strong tie between UK and India, there must have been "shot in India" version of Bond title. From that view point, this one did "bloody" good job.

    Thankfully enough, they didn't come up with a well translated Japanese title, which also means that I didn't know the connotation of this title until this age. : )

  • サーカスでのわちゃわちゃ、列車の上での格闘、飛行機の上での戦いが見所。
    おもしろい。

  • ターザンはやり過ぎ

  • TVにて
    青いタコが美しかった.

  • インドというロケーションの珍しさに寄りかかっただけの前半はやや退屈なのですが、後半にダイナミックなアクションを畳み掛けるという展開は素晴らしい。列車の屋根での格闘もスリルがあって良かったですが、サーカスに闖入するシーンを挟んで、最後の最後のセスナ機の上でのアクションは驚いたな(ミッション・インポッシブルを20年先取り?)。

    このシリーズでは犯罪組織との対決は主になることが多いですが、今回はソ連とガチで対決。プロットもなかなかよかったです。少なくとも前作「ユア・アイズ・オンリー」より面白いのは確かで、ロジャー・ムーア作品なら「死ぬのは奴らだ」以来の良作だと思います。

  • 今回は普段よりさらに楽しい。
    インドが舞台っていうのが評価を高めてる。
    インドの雑踏の中でのリクシャーでのチェイス。その様子を見てもマイペースに突っ込んでくる自転車。大道芸人を巻き込んだアクション。
    事件解決と思いきや最後の最後まで徹底的に楽しませてくれる。
    あとはついでに冷戦当時の物事の捉え方が反映されてて興味深い。

  • ボンドガール=ラスボス!?
    ボンドのワニとピエロ姿が素敵です。

  • スリル満点

  • 13

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