あなたの魂に安らぎあれ (1983年) (新鋭書下ろしSFノヴェルズ)

4.15
  • (5)
  • (5)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この本を高評価しているツイートを見かけ、図書館で借りてみたものの、手に取るのは遅かった。
    なんか難しそう…と。
    でも読み始めたら手が止まらない。
    初めてSFらしいSFを読んだ。

    後半は、からくりがどんどん明かされていくめまぐるしい展開。
    え、そうなの? まさか! え!

    人間とアンドロイド。
    宗教的、哲学的な表現も多く、考えさせられた。
    何のために生きているんだろう。

    いつもの自分では興味を持たないだろうジャンル、表紙だから、口コミのおかげで出会えてよかった。

  •  地下に押し込められ、アンドロイドの"お下がり”で生きる屈辱に甘んじる人間と、人間より人間らしい社会を享受しながら、あくまでも奉仕者の役割から逃れられないアンドロイド。
     互いの存在意義をこき下ろすことでしか不安を抑えられないほど行き詰まった世界で、両者はどうやって心の平安を手に入れるのか。

     過去を記録する人造物と、未来を予知する人間、という設定がなんか燃える。
     クズさと情け深さを併せもつ人間の業がグルグルと渦を巻いて定められた終着点へと向かい、…ラストは手品を見せられたような気分。

  • 借本。
    再読なので、ハードカバー版を読んでみました。
    3部作を読んでから読むと、これまた面白さ倍増。
    著者の作品が好きでたまんない。
    「帝王の殻」を読んで再度ハマったら、買おうかな?

  • 火星SFっつーかなんつーか。というか、これが処女長編なのか。凄いな。ディックの電気羊を思い出した。

全4件中 1 - 4件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×