恐怖省 (1982年) (集英社文庫)

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感想・レビュー・書評

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  • ハードSF3部作読了

     3部作といっても勝手に名づけただけである。とにかく自分自身が何年も前に読んだ跡を掘りおこしているという感じである。もちろん「梅田地下オデッセイ」という名作もあるのだが、これは入手できそうにない(捨ててしまったことを後悔している)。




     この作品は特に難解であるという印象がある。作品は以下の通り。
    蜜の底・・・あまり堀晃氏らしくない
    沈黙の波動・・・CETIに期待するも消化不良
    ペルセウスの指・・・トリニティシリーズの傑作
    コスモス・クロック・・・クラークばりの傑作
    恐怖省・・・アクション要素が楽しい
    過去への声・・・パラドックスがちょっと滑稽
    蒼ざめた星の馬・・・いいテーマだが後一歩
    宇宙葬の夜・・・同上

     今回はCETI(Communication for Extra-terrestrial Intelligence)関係が多い。堀晃氏の特長である「トリニティ」と「情報サイボーグ」をCETIと絡めていけばとても壮大なSFができそうな気がする。堀晃氏の作品は、後少ししかない。いずれも短編集になるが、また時間をおいて読みたいと思う。

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