憲法第九条 (1982年) (岩波新書)

  • 1982年6月21日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 第九条の解釈の仕方の移り変わり、自衛隊の変遷
    冷戦時の本だし、ちょっとラディカルに聞こえる箇所も少なくなかったけど、
    amend article 9 のoppに使える議論は多い。

  • 著書の立場は憲法第9条は新しい文化であり、拡大を続ける軍事費をなくすためには非武装平和を目指していくべきというもの。

    自分自身、日本は独自で安全を確保していかなければならないと思っていたが、この考え方がいかに無力であるかを思い知った。かわぐちかいじのジパングにも出てきた自衛隊の国連への委託の内容もあった。

    この本は冷戦時代に書かれており仮想敵国がソ連になっているが、今でも十分議論できる内容である。

    他国が日本を侵略するメリットがないこと。また自衛隊をどんなに増強しても日本という特殊な事情を抱える国では国土を守ることが実質的に不可能であることが書かれていた。

    現在、改憲がなされようとしているが、最近出されている憲法関係の本よりも非常に内容も議論も濃いと感じました。

    国防に関してリアリズムの立場を取る方は必読です。

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