泥棒は詩を口ずさむ (1981年) (世界ミステリシリーズ―泥棒バーニイ・シリーズ)

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  • バーニィの3作目。

    本屋を買ったバーニィ。
    おとなしく本を売るとも思っていなかったが、
    相変わらず頼まれ仕事を引き受け、
    相変わらず殺人に巻き込まれる。

    世界にたった一冊の詩集を盗み、
    殺人に巻き込まれ、シーク教徒が現れ、
    最終的に三人もの買い手が現れる。

    それにしても、バーニィにはどんな魅力があるのだろうか。
    いくらランチを分け合う仲だといっても、
    部屋に忍び込まれても追い出されるところか、
    かくまってもらえるし、
    泥棒を知っている同じアパートの女性には、
    人殺しではないと明言される。

    職業から目を引くようなハンサムではないはずだし、
    金には困らないかもしれないが、ばらまくようなことはないし。
    泥棒という職業のせいか、
    鍵のない扉を開け秘密を暴く特技のせいか。

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著者プロフィール

ローレンス・ブロック Lawrence Block
1938年、ニューヨーク州生まれ。20代初めの頃から小説を発表し、100冊を超える書籍を出版している。
『過去からの弔鐘』より始まったマット・スカダー・シリーズでは、第9作『倒錯の舞踏』がMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞、
第11作『死者との誓い』がPWA(アメリカ私立探偵作家クラブ)最優秀長篇賞を受賞した(邦訳はいずれも二見文庫)。
1994年には、MWAグランド・マスター賞を授与され、名実ともにミステリ界の巨匠としていまも精力的に活動している。

「2020年 『石を放つとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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