ナイトランド〈上〉 (1980年) (妖精文庫〈15〉)

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感想・レビュー・書評

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  • 社会人に成り立ての頃、ラヴクラフトや国内外の幻想文学を読んでた頃にホジスンを知り「異次元を覗く家」を読んだ何年か後に月刊ペン社版「ナイトランド」上下巻を購入した。感想は…とにかくダルい、中世期騎士道ラブロマンスが延々と続く。まぁそれでも肝の話は良い。これは内容を添削して短く纏めろと言った出版社が正しい。
    ホジスンファンは新版が発売されているので絶版前に求めること。

    【追記】最近の論考によると「ナイトランド」のホジスンの執筆は最初期からで、ボーダーランド作品よりも前から書かれていたということらしい。実際荒俣宏氏の翻訳はホジスンの全文から短縮版を参考に文章カットをされたらしい。まあ凡長な内容は読んでいて明らかであり当然なので、ホジスン本人の問題であるのだが、ボーダーランドよりも前の作品だと思うと若書きであったのかもしれない。(2020.11.22)

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著者プロフィール

1877年、英国エセックス州に生まれる。十代で船員となり、苦労のすえ三等航海士の資格を取得。下船後、体育学校の経営者、写真家を経て、1904年に小説家となる。代表作に怪奇長篇『幽霊海賊』『異次元を覗く家』(アトリエサード)、幻想長篇『ナイトランド』(原書房)などがある。1914年、第一次世界大戦に従軍し、1918年にベルギーで戦死。後に再評価され、海洋奇譚集『海ふかく』(国書刊行会)はじめ多くの作品が出版された。

「2016年 『〈グレン・キャリグ号〉のボート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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