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感想・レビュー・書評
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哲学者の下村寅太郎と小説家の小川国夫が、ヨーロッパの哲学・芸術・宗教などを語っている。
主に小川が聞き手役を務め、下村がみずからの研究テーマに関する解説をおこなう形で、二人の議論が進んでゆく。第2講ではアッシジの聖フランシス、第3講ではウルビーノ候モンテフェルトロを中心にルネサンスにおける近代的「個人」の形成、第4講ではレオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロを中心とするルネサンスの芸術、第5講ではガリレイとニュートンを中心とする近代科学の黎明期が、それぞれテーマとなっている。
第6講「美しき黄昏の国」は、スペインの芸術に造詣の深い小川が下村に対して、エル・グレコ、ゴヤ、ベラスケスらの絵画の魅力を説いている。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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