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- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
感想・レビュー・書評
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ロンドンでTVのインタビュアーをしているジマイマが休暇でやってきたスコットランド北部の「野生の島」。名前のごとく荒ぶる自然、霧に呑まれる谷、いまだ独立を目指す「赤バラ党」、島の渓流で死んでしまった若い当主チャールズ、ジマイマがそこで経験した出来事は何かおとぎの世界の冒険っといった趣。
1975年の設定で、ジマイマは森英恵のスカーフをしている。ハイランドは風土、歴史、気質も別世界だ、という雰囲気の読み心地。
だが、一件落着すると、残った子たちは霧が晴れたように新しい道へ歩みだす。古い世代がいなくなると新しい世代は新しい道へ歩み始める、っていう結着、クリスティにもよくありました。それがハイランドの島が舞台でスコットランドの歴史をからませてる所が新鮮かな。
1978発表
1979.6.30発行詳細をみるコメント0件をすべて表示
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