波止場日記―労働と思索 (1971年) (みすず叢書)

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  • 図書館で借りた。

    著者が波止場で沖仲仕として働きながら
    綴っている日記。

    著者の生活は、朝起きて沖仲仕として4〜8時間ほど働き、
    その後読書したり、息子と遊んだり、ものを書いたり
    しているだけだった。
    週5日ほど働いているようだったが、怪我や背中のひきつりで
    1週間休んだりもしている。
    休みの日には息子と散歩したり、買い物をしたりしている。

    金を稼ぐ為に働く、読書、物書き、息子と過ごす、
    以外ないように思える過ごし方でいて、幸せそうなのに驚く。

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著者プロフィール

エリック・ホッファー(Eric Hoffer)
社会哲学者・港湾労働者。1902年7月26日、ニューヨークのブロンクスにドイツ系移民の子として生まれる。7歳のとき母と死別、同年に突然失明。15歳で視力が回復。一切の学校教育を受けていない。18歳のとき父の死により係累をすべて失い、ロサンゼルスへ渡る。以後、日雇い労働者として過ごす。28歳のとき自殺未遂をきっかけにロスを離れ、その後10年間カリフォルニア州中を季節労働者として放浪生活をしながら、先々の町の図書館に出入りし独学を続けた。1941年から67年までサンフランシスコで港湾労働者として働き、読書と思索の日々を送る。64年よりカリフォルニア大学バークレー校で、週に1度政治学を講義。51年に出版された処女作『大衆運動』は世界的なベストセラーとなる。67年テレビ出演を機に全米でホッファー・ブームが巻き起こった。1983年5月20日死去。大統領自由勲章受賞。著書『波止場日記』、『大衆運動』、『現代という時代の気質』ほか。

「2003年 『魂の錬金術 全アフォリズム集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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