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- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
感想・レビュー・書評
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奄美で育った作者の記憶をのびのびとした文章で記した随筆
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とても美しい文章だった。
幼少期の加計呂麻島の風景が匂いたつように描かれていて、彼女が受けた愛が濃密な空気とともに伝わってくる。
生者も死者も同じ大地にいるような島の情景はノスタルジーではなく、もともと存在しない楽園のように映る。
島尾敏雄は読んだことがなく、二人の間の愛憎劇についてはよく知らないけど、この本の中の女の子には幸せでいてほしいので、『死の棘』は読めそうにない。
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