タイムスリップ―タイム・トンネル2 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)

著者 : マレイ・ラインスター 浅倉久志

• 早川書房

感想・レビュー・書評

[midnightwakeupperさんの感想 · 2021年2月8日]

人気SFドラマの小説版。だが一味増しのシチュエーション。
’６７年刊というから英語から翻訳早かった。タイムトンネルとは過去の任意の場所に物体を送り込める施設。テレビでは地下８０階、所員千人以上７０億ドルの予算をつぎこんだ。小説では民間企業を装っていて「時間を超越できる」ということさえも極秘。というのもミサイルを探知されずに到達させる究極手段だからだ。そんな未知の実験に本物の核弾頭を使う莫迦いる筈無いと思うだろうが、１９６６年スペイン沖でB５２が墜落し核弾頭を発見するまで８０日もかかったことを踏まえているプロット