神・墓・学者―考古学の物語 (1962年)

著者 : C.W.ツェーラム 村田数之亮

感想・レビュー・書評

[nakaizawaさんの感想 · 2012年8月22日]

(1998.01.02読了)(1977.07.09購入)
副題「考古学の物語」
＊本の帯より＊
18か国語に翻訳されたＣ．Ｗ．ツェーラムの名著
一片の石、幻の伝説によって、歴史がさらに書き換えられる瞬間の緊迫！
地中海に、ナイル河に、半月地帯に、そしてメキシコ高原に再現された古代世界の壮麗な全体像！

【目次】
わたしが問題としていること
Ⅰ　彫像の巻
　古典世界における前奏曲
　ヴィンケルマン、一つの学問の生誕
　歴史の足跡をたずねるもの
　宝を発見した貧しい少年のこと
　アガメムノンのマスク
　シュリーマンと考古学
　ミケネ、ティリンス、謎の島
　アリアドネの糸
Ⅱ　ピラミッドの巻
　敗北が勝利となる
　シャンポリオンとロゼッタ・ストン
　反逆者、ヒエログリフを解読す
　｢四千年が諸君を見下ろしている！｣
　ペトリーとアメネムヘトの墳墓
　王陵の谷の盗人
　ミイラ
　ハワード・カーター、ツタンカーメンを発見す
　黄金の壁
Ⅲ　塔の巻
　聖書に書いてある
　ボッタ、ニネヴェを発見す
　楔形文字の解読
　例題の実験
　ニムルド丘の下の宮殿
　ジョージ・スミス、枯草の山に留針を探す
　コルデヴァイをめぐる銃弾
　エテメナンキ―バベルの塔
　一千年を生きた王たちと大洪水
Ⅳ　階段の巻
　モンテスマ二世の宝
　首をはねられた文化
　スティーヴンス氏、一つの町を買う
　間奏曲
　棄てられた都の秘密
　聖なる池への道
　森林と溶岩の下の階段
Ⅴ　いまだ書きえない巻
　古い国における新しい研究
　年表と系譜
　参考文献
　訳者あとがき