罪と罰〈第1-2巻〉 (1958年) (岩波文庫)

  • 岩波書店
4.00
  • (6)
  • (7)
  • (3)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 47
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  ラスコーリニコフは、独善的というか、自分を正当化し過ぎというか、全く彼の考え方が理解できない。桃太郎の鬼退治じゃあるまいし、高利貸し老婆姉妹を殺害し、奪った金で困っている人を助けたとしても、許される訳がない。
     自分の犯罪が発覚するのを恐れている心理描写は、けっこうおもしろかった。

     私が古本屋さんで見つけて買ったのは、この「中村白葉訳」の1巻だった。その頃は、もう「江川卓訳」が出ていたが、私はそのことを知らずに買ってしまった。どうせならこのまま「中村白葉訳」版で最後まで読みたいと思って、2,3巻も探して買った。

  • すっごい読みづらいし、暗澹たる気持ちになるのだけど思わず読み進めてしまう。
    ドストエフスキーの作品ってそんな感じ。

  • タイトルは1-2巻となっているが、1巻のレビューとして記載。

    1巻の冒頭から、主人公ラスコーリニコフの頭には殺人計画があり、彼は異常な精神状態にある。1巻の半ばで実際に殺人計画は実行されるが、動機はよく分からない(それを匂わせる描写はあるが)。後の伏線となるであろう人物の名も色々出てくるが、1巻の時点ではどういう意味がある人物なのかも分からず、読むのに忍耐がいる。

全4件中 1 - 4件を表示

ドストエーフスキィの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×