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感想・レビュー・書評
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悠久の時を経て変わらぬ景色。高度経済成長で失われる直前の貴重な風景を記録した名著。
万葉集に登場する地名、実際に訪れて解説した内容の本、中巻。
上巻は奈良県、中巻は近畿地方と東日本、下巻が西日本という構成。
自分が住んでいて身近だということがあるが、何より東歌と防人歌の魅力。
ほとんどが民謡のように民間伝承されてきたと思われる歌。恋の歌だが労働など生活臭がただよう。
本書は解説も素晴らしいが写真が絶品。昭和30年代、万葉の時代の面影を残した風景が正に失われゆく直前。本書片手に歌の舞台を訪れても全く変わり果てた地が多いことだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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