大どろぼうホッツェンプロッツ (昭和41年) (世界の子どもの本〈15〉)

  • 1966年1月1日発売
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感想・レビュー・書評

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  • もともとタイトルは知っていたが、「グレーテルのかまど」での紹介がきっかけで初読。(児童書って、自分では選ばないよね……学校とか家に大人がおいといたやつ読むよね)

    番組では「当時の社会情勢から、子供だましと批判された」と伝えられていたが、なかなかどうして。練りに練ったプロット、まるで目で見たように描写されるキャラクターの姿、「これ絶対後で出てくるんだろうな、使うんだろうな」という読み手の期待を破らない、アイテムやルールのかずかず!
    知恵が回るけど子供らしく詰めの甘いカスパールも魅力的ですが、相棒に較べるとドジでおっとりしているゼッペルも(割と説明なしにひどい目に遭わされてるけど)見下されることなく活躍のシーンがあるところも好きです。

    ところで妖精って、もっとこうパックのようないたずら好きなのを想像してたんですが、もしかしてフェイ(眠れる森の美女とかの「仙女」にあたる)みたいなやつか。思いの外つよかった(こなみかん)。続編があるのでそれと、プロイスラーのほかの作品もオススメされたので読む。

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